『17 IS RIGHT HERE』。SEVENTEENが歴代の韓国のアルバムのタイトル曲、日本のアルバムのタイトル曲の韓国語翻案バージョン、そして新曲で、彼らの最初から「まさにここ」に立つまでの時間を盛り込んだベストアルバムを発表した。そして今回も彼らはグループのタイトル曲「MAESTRO」をはじめ、ボーカルユニットの「Cheers to youth」、パフォーマンスユニットの「SPELL」、ヒップホップユニットの「LALALI」でユニット曲を発表した。SEVENTEENは13人全員が参加するタイトル曲以外に、ボーカル、パフォーマンス、ヒップホップの3つのユニットの曲をアルバムに収録してきており、その構成をそのまま維持したベストアルバムは、SEVENTEENにとってユニットが持つ重要性というものを改めて示している。SEVENTEENの成長史と未来を盛り込んだ『17 IS RIGHT HERE』の発売にあわせ、ヒップホップ、ボーカル、パフォーマンスで構成された彼らの基本ユニットをはじめとするSEVENTEENのさまざまなユニットを紹介する。
グループ内のチーム、ユニット
SEVENTEENは「13人のメンバー、3つのユニットで、1つのグループ(13+3+1=17)」を形成するという意味が込められている。グループ内にある3つのユニット、ボーカルチーム、パフォーマンスチーム、ヒップホップチームは、グループのアイデンティティにおいて核心を成す要素であり、SEVENTEENならではの他に類を見ない特性だ。13人のメンバーはデビュー当時指輪の授与式によりSEVENTEENのメンバーに確定すると同時に、それぞれのポジションに応じて3つのユニットのいずれかに正式に任命された。ボーカルチーム、パフォーマンスチーム、ヒップホップチームはSEVENTEENというグループ内のチームだが、活動について見るとそれぞれ独自のアイドルグループと言えるほどの華やかな経歴を誇る。SEVENTEENとともに10年目になる3つのユニットは、韓国で発売したほぼすべてのSEVENTEENのアルバムに曲を収録してきて、ミュージックビデオも撮影しており、一部の曲は日本語に翻案されて日本のアルバムにも入っている。初期のSEVENTEENのコンサートはユニット別の公演として企画されており、今でもコンサートのたびにユニット別のステージを続けていて、音楽番組の年末特集や授賞式でグループ全体の曲に加えユニット曲でもステージをより多彩に飾っている。それぞれのステージで見せるアレンジされたバージョンまでを別の曲として数えると、各ユニットの活動曲の数はさらに膨大になる。
また、メンバーたちが自ら何度も語っているように、3つのユニットはそれぞれの性格がすべて異なる。各ユニットのそれぞれ異なる関係性と物語は、ユニットごとに行われたインタビューや雑誌撮影、バラエティ番組で行ったゲーム、またオリジナルコンテンツなどで容易に確認することができる。SEVENTEENが好きだということは、SEVENTEENという1つのグループだけでなく、3つのユニットまで加えた4つのチームが好きになれるということでもある。ベストアルバムの収録曲について、曲名公開前にSEVENTEENのファンダムCARATの間でその曲がグループ曲だけで構成されるのか、タイトル曲とボーカルチーム、パフォーマンスチーム、ヒップホップチームのユニット曲で構成されるのかという幸せな討論が繰り広げられ、『17 IS RIGHT HERE』プロモーション・ウェブサイトを通して公開された以前の活動写真を見ながら、懐かしい思い出の旅に出ることになった理由だ。
さらにSEVENTEENには、いろいろな組み合わせが可能なため、大人数のメリットを活用した「ミックスユニット」もある。昨年「Fighting (feat. Lee Young Ji)」を発表したHOSHI、DK、SEUNGKWANのBSSのように、メンバーをミックスしてさまざまにユニットを構成できるのだ。単純にメンバーの人数が多いからではなく、すべてのメンバーが完成度の高い作品を作り出せる力量と、誰とでも一緒に良い結果を出せるチームワークに裏打ちされた結果だ。つまりSEVENTEENのユニットシステムは、彼らがデビュー10年目の今も常に見せられるものが無限に残っているという自信の産物だとも言える。やりたいことがあれば、13人が作り出せるたくさんの組み合わせで何でもできるからだ。
VOCAL TEAM
WOOZI(リーダー)、JEONGHAN、JOSHUA、DK、SEUNGKWANからなるボーカルチームは、初々しいときめきから成熟する過程での悩み、別れと成長痛を経験した後に伝えられる慰めと愛まで、多くの感情を声で表現することに強みを持ったユニットだ。13人のグループ曲でバックボーカルを担当したりもしながら、5人のハーモニーでコンサート会場の空気を甘くも、切なくも、しっとりにも変える力がある。ギャップは、ボーカルチームがステージ以外ではファンたちを爆笑させる組み合わせだということだ。DINOは、パフォーマンスチームのメンバー同士で「あの人たち(ボーカルチーム)、本当に楽しく遊んでるね」という話をよくすると言っていたが、感情を込めて歌を歌いながら、カメラワークに調子を合わせる機転や、「疲れ」ているが「ボール遊びする?」と聞くDKの言葉に従って、3:2で足球(足で行うバレーボールのようなスポーツ)をする光景を見ると、その言葉に共感するほかない。彼ら自らも「よくしゃべる人たち」、「不思議ちゃんぽい」と紹介したボーカルチームの性格についてまとめたものとして「【SEVENTEEN】SEVENTEEN WITH CARAT 800DAY♥」をお薦めする。7年前のライブ放送だが、いきなりポスターから飛び出す演技をして、コメントと笑いが絶えないこのボーカルチームは今でもまったく一緒だ。別のユニットの曲でステージをするSEVENTEENファンミーティングのコーナー「UNIT REVERSE」に臨むボーカルチームの、ほとばしるアイデアと情熱が変わらないようにだ。ボーカルチームは皆でご飯を食べにいく食事会で友情を深めているが、それはユニット結成1周年の頃から形成されたチーム文化で、早朝5時に韓国に到着するや否やアグチム(アンコウの蒸し煮)を食べにいくほど活性化されているようだ。
だが、「でもレコーディングする時や音楽に向き合う時はものすごく真剣なほう」だというSEUNGKWANの言葉のように、ボーカルチームは「本業」には真剣になる人たちだ。食事会も、大変な練習が終わった後、WOOZIがご飯でも食べて帰ろうと言ったことから始まった。一番最近に発表した曲であり、去る3月のコンサート「FOLLOW AGAIN TO INCHEON」で初のステージを披露した「Yawn」は、5人のメンバーのさらに高まった歌唱力と深まった感情表現が際立つ。「Pinwheel」、「Hug」、「Second Life」もまた「Yawn」のように、曲の歌詞を伝えるボーカルチームの声に集中できる曲だ。「Don’t Listen In Secret」、「Habit」、「Come to me」、「Same dream, same mind, same night」、「Imperfect love」、コンサートアレンジバージョンの「Dust」や「We gonna make it shine 2017 ver」は、5人の歌声の調和とハーモニーが与える感動まで感じられる。聴いてみると、ボーカルチームが「愛のボーカルチーム」である理由と、ボーカルチームの歌のことを「天使の合唱」と言う理由がわかるだろう。メンバーたちの初々しい感性と声が込められた歌としては、「20」や「When I Grow Up」、2016年の『月間尹鍾信』2月号の「Chocolate」をお薦めする。これらの曲から古い順にずっとボーカルチームの歌を改めて聴いてみると、新鮮に聞こえるものがあるだろう。
PERFORMANCE TEAM
SEVENTEENで振り付けの創作とパフォーマンスの範囲を次第により多様に広げることを主導しているパフォーマンスチームは、HOSHI(リーダー)、JUN、THE 8、DINOが担当している。4人全員が練習生生活をする前から体を使った経験があるが、そのベースがそれぞれ異なる点が興味深い。HOSHIはテコン体操とK-POPなどのダンス、JUNは武術、THE 8はブレイクダンスとアクロバット、DINOはマイケル・ジャクソンスタイルをはじめとするポップダンスの経験がある。それはパフォーマンスチームが制作作業をする時、アイデアの幅が広がり、新たな試みができる秘訣の一つだ。THE 8が「初めて団結した時のことは覚えてないけど、何度も喧嘩してたのは覚えてる」と回想したように、作業過程で葛藤も多かった。だが各自が構想したアイデアはちがっても、本業に対する姿勢と情熱がとても似ているからこそ、4人は「結局は一つになる」のだった。HOSHIの別のユニットBSSの「Fighting (feat. Lee Young Ji)」のミュージックビデオの撮影現場にメンバー全員が訪れて、「パフォーマンスチームの義理」と「チームワーク」を誇るパフォーマンスチームは、ソロ作業をする時も互いに応援し合うほど強いチームワークを誇っている。彼らはコンサートのたびに、自分たちが感じるにも、他のユニットのメンバーたちから見ても、3つのユニットのうち最もハードで非常に体力を必要とするセットリストをこなす。にもかかわらず、「僕たちが大変なのを観にいらっしゃるわけじゃなくて、僕たちのステージを観にいらっしゃるんだから」、「ステージの上ではとても楽しい」と言って、ステージの上で常にエネルギーの最大値を次々とたたき出す。そしてステージ以外ではより素敵な姿と新たなパフォーマンスのために努力する。アルバム『Al1』の準備でL.A.に滞在していた時、スケジュールの空いた日に集まって、「Millennium」スタジオにダンスの授業(「【SEVENTEEN】GOING SEVENTEEN 2017 EP.01」)を受けに行ったように、普段からダンスの練習量は膨大だ。またボーカルの実力に対する意欲も強く、一番最近発表した「Back 2 Back」について、グループのプロデューサーWOOZIがボーカルスキルが高いレベルの曲だと話すほどだった。「パフォーマンス」と言えばダンスに焦点を当てて話すことが多いが、JUNが『SEVENTEEN POWER OF LOVE:THE MOVIE』のインタビューで語っているように、パフォーマンスチームは広い意味でパフォーマンスを、ダンス、歌、ラップ、表情の演技などを総合した芸術と解釈してみせた。新人の頃からパフォーマンスに強いグループとして挙げられてきた、SEVENTEENのパフォーマンスを代表するユニットらしい。ただ「ポポチーム」という愛称でも呼ばれる彼らは、ステージでとてつもない掌握力を見せる一方、ゲームはあまり掌握できない。ゲームをするたびに低い勝率を見せ、ゲームに限って「集まれば死に、散れば生きる」という修飾語がついて回るのがギャップのある魅力だ。
HOSHIによると、「Jam Jam」、「OMG」を経てユニットならではのカラーを確実に掴んだ曲は、3枚目のミニアルバムに収録されている「HIGHLIGHT」だ。この曲のベースは、初のアジアツアー「Shining Diamond」でたくさんのCARATに会って考えたことや思いだという事実、だからこそ振り付けだけでなく、作詞にもパフォーマンスチーム全員が参加したということ、ツアー中合間合間に作業をしていて、各自のアイデアが異なりずいぶんぶつかったこともあったという事実を知ってから見ると、パフォーマンスチームのパフォーマンス一つ一つに成長の物語が込められていることがわかる。翌年公開した「Lilili Yabbay」は、パフォーマンス面である境地に至ったと言えるほどの作品であり、パフォーマンスチームが聞かせる物語の始まりでもある。HOSHIは、「Lilili Yabbay」、「MOONWALKER」、「Shhh」、「247」の内容が続くように歌詞を書き、振り付けにも感情の流れのディテールを反映したと言及している。物語は続くが、4曲のジャンルはすべて異なるという点で、音楽的に実験的な挑戦を重ねるパフォーマンスチームの性格を知ることができる。またパフォーマンスチームのファンタジックな雰囲気と繊細な身体表現は「Wave」や「I Don’t Understand But I Luv U」、「WHO」を通して、爽やかでぴょんぴょん跳ねるかわいさは「Swimming Fool」や「PANG!」を通して鑑賞できる。パフォーマンスチームのパワフルさと華やかさを楽しみたければ、最新曲「Back 2 Back」は必須で聴いて観てほしい。「HIGHLIGHT」に続いて聴き、パフォーマンスチームの成長まであわせて鑑賞することをお薦めする。
HIPHOP TEAM
「ゴッドポップチーム」ことヒップホップチームは、S.COUPS(リーダー)、WONWOO、MINGYU、VERNONで構成されたユニットだ。SEVENTEENのグループ曲では主にラップパートを担当し、ユニット曲ではヒップホップを中心にさまざまなスタイルの曲を披露している。ヒップホップチームの4人は、練習生時代自らラップを書いた曲をミックステープ形式で発表しており、デビュー前と新人の頃にヒップホップ公演のステージにも立ったほど、プレイヤーとして長い間経験を積んできた。WONWOOは、一緒に音楽を学んで息を合わせてきたこの組み合わせでヒップホップチームになったことは当然のことに感じられると話してもいる。音楽で自然に集まったこの組み合わせのケミストリーが気になったら、「CARATたち 聴いて聴いて#14」、「🎊 CARAT LAND DAY 1 🎊」、「SEVENTEEN ヒップホップチームメンバーたちの『Rock with you』1億回再生の公約は?」を観ることをお薦めする。トークを主導するS.COUPSとMINGYU、「遅い子」WONWOOと「知らない子」VERNONが作り出す絵にはまってしまうだろう。S.COUPSとMINGYUが言い合いをしていると、WONWOOとVERNONは慣れた様子で見守り、自分も言いたいことがあればひと言ずつ言うシーンを見る楽しさがある。ラップメイキングを担当し、SEVENTEENのグループ曲の作詞に参加する割合が最も高いユニットのヒップホップチームは、プロデューサーBUMZUとWOOZIから容易くない課題を与えられたりもする。「Campfire」では「手紙を渡した後に起こる状況を述べよ」などがあり、「Thinkin’ about you」の時は「去った君について、否定的ではない線で良い思い出をふと回想するラップ的な創作を記述せよ」だった。文学のテストのような指示文から、ラッパーのメンバーたちに対するプロデューサーの信頼とメンバーたちの作詞の力量が窺える。ユニット曲の場合は4人が一緒にテーマを決め、時間をおいてそれぞれが歌詞を書いた後、集まって互いに見せ合い会議をするやり方で作業をする。そのため同じテーマで書く4人4色のパートを鑑賞できるのがヒップホップチームの曲の魅力だ。メインとリードラッパーのポジションを特に置かないヒップホップチームの性格は自由で、それはヒップホップチームの作品を集めて見てみるとよりよくわかる。
「僕たちが考える『ヒップホップ』の視野が広がった」というMINGYUの言葉のように、ヒップホップチームはジャンル的にも、曲を通して伝えるメッセージの面でも、さまざまに変奏してきた。メンバーたちが参加したデビュー前のミックステープやデビュー曲「Ah Yeah」は、一般的に「ヒップホップ」と言えば思い浮かぶ強烈な曲だった。その系譜を「Back it up」や「Fire」が引き継いでおり、「Lean On Me」を通して見せた感性的な面は「IF I」、「Chilli」と魅力的なボーカルが強調された「I can’t run away」に繋がる。またジャンルの特性上、ヒップホップチームは自伝的な話を最も多くするユニットでもある。「30から100から300 800 次は3000 7000 13,000 目の前に(『SEVENTEEN Mixtape vol. 14』「言行一致」)」や「3年前には僕たちは知らなかった/僕たちがこんなになるとは思わなかった(「SUKYO」)」のように、SEVENTEENの歴史を具体的な経験と感情を通して表現する曲から、メンバーたちの内面の話を表現する「Space」、「TRAUMA」、SoundCloudを通して公開したヒップホップチームのミックステープなどがある。さらに、複雑な感情をうまくコントロールしたヒップホップチームのポジティブなマインドとバイブスが込められた「What’s Good」まで聴く必要がある。そして4人のはっきりとしたキャラクターが表れている曲としては「Check-In」、「GAM3 BO1」、「Monster」をお薦めする。
ミックスユニット
SEVENTEENの関係性についてWeverse Magazineの記事で扱っているように、SEVENTEEN内で作ることのできる「2人以上12人以下の組み合わせ」は8,177通りで、どんなメンバーの組み合わせでもすべて固有の魅力と物語を持っている。どう組み合わせても興味深いシーンを作るSEVENTEENは、どんな組み合わせでも完成度の高い歌とパフォーマンス「も」見せる。13人のメンバーがポジションを問わず皆実力的に一定のレベル以上だからこそ可能なこと。「ミックスユニット」が可能な理由だ。「ミックスユニット」は、アルバムを別途発売しての正式な活動から、SEVENTEENのアルバム収録曲やスペシャルステージなど、さまざまな方法でその活動を披露している。「Just Do It」や「Fighting (feat. Lee Young Ji)」でポジティブなエネルギーを伝える「BSS(SEUNGKWAN、DK、HOSHI)」は、正式な活動を行っているユニットだ。ユニットで活動した曲がすべてとても愛されているだけでなく、最近は話題のtvNドラマ『涙の女王』の挿入歌「The Reasons of My Smiles」にも参加している。3つのレギュラーユニットから派生した「ミックスユニット」の「リーダーs」もある。総括リーダーとヒップホップチームのリーダーを担当しているS.COUPS、パフォーマンスチームのリーダーHOSHI、ボーカルチームのリーダーWOOZIで構成された「リーダーs」は、SEVENTEENを代表して「CHANG UP」、「CHEERS」をグループの重要な時期に先行公開曲として発売している。生まれ年によって集まった「年齢ユニット」も見逃せない。スペシャルアルバム『; [Semicolon]』で、「95s」のS.COUPS、JEONGHAN、JOSHUAは「AH! LOVE」、「96s」のJUN、HOSHI、WONWOO、WOOZIは「Light a Flame」、「97s」のDK、MINGYU、THE 8は「HEY BUDDY」、「末っ子s」のSEUNGKWAN、VERNON、DINOは「Do Re Mi」で、彼らの年齢で感じる青春について歌ってもいる。
そして文字通り「無作為にミックスして」構成したユニットもある。どんなメンバー同士で一緒になっても違和感のないSEVENTEENだが、歌とパフォーマンスを作るユニット活動で集まった時は意外性があるものだ。その意外性は新鮮な楽しさを届けてくれ、SEVENTEENの音楽的な幅をより多彩にする。『SEVENTEEN PROJECT:Debut Big Plan』で、ボーカルチーム、パフォーマンスチーム、ヒップホップチームではなく「ミックスユニット」でもミッションをこなしてデビューしたSEVENTEENの、さらに多くのユニットとアルバム収録曲で隠れた名曲は一つ一つ列挙するにはあまりに多いため、以下の通りリストにまとめた。
- JEONGHAN、HOSHI、WONWOOで構成されたAチームの「NO F.U.N」(SEVENTEENのグループ曲として正式発売)
- S.COUPS、WOOZI、DINOで構成されたBチームの「OMG」(パフォーマンスチームとして正式発売)
- JUN、DK、MINGYUで構成されたCチームの「Hello」(この組み合わせそのままで正式発売)
- JOSHUA、THE 8、SEUNGKWAN、VERNONで構成されたDチームの「Drift Away」(他のメンバーの組み合わせで正式発売)
- JUN、HOSHI、WONWOO、WOOZI、DK、VERNON、DINOの「Still Lonely」
- S.COUPS、JEONGHAN、JOSHUA、MINGYU、THE 8、SEUNGKWANの「Drift Away」
- JOSHUA、HOSHI、DK、MINGYU、THE 8、DINOの「Beautiful」
- S.COUPS、JEONGHAN、JUN、WONWOO、WOOZI、SEUNGKWAN、VERNONの「I Don’t Know」
- S.COUPS、JEONGHAN、WONWOO、THE 8、SEUNGKWAN、DINOの「Flower」
- JOSHUA、JUN、THE 8、VERNONの「Network Love」
デュオ・ミックスユニット
3人以上のメンバーがさまざまに混ざったミックスユニットに新たな味が与える爽快な喜びがあるとしたら、2人で構成されるミックスユニットは「知っている味」のわくわく感と楽しさをもたらす。2人が一緒に作業する時は、メンバー個人の個性と好み、そしてその2人の共通分母がより鮮明に反映される。メインボーカルSEUNGKWANとDKが練習生時代に書いた「Say Yes」は、その2人の似た性格、2人の間の物語、ずば抜けたボーカルの実力の集合体だ。広いコンサート会場のステージ上で歌を歌っていた途中で目が合ったら、全体練習が終わって残り歌を歌っていた練習生時代のお互いが重なって見えて、自然と涙が出るというこの2人の声の調和と感性は、彼らが共有してきた思い出の分だけ美しく深い。SEVENTEENの中国人メンバーでパフォーマンスチームのJUNとTHE 8は、「My I」でその2人が最も得意とすることをそのままに見せた。韓国語バージョンと中国語バージョンの2つを準備したという点と、2人が一つの紐を握って行うペアダンスが、JUNとTHE 8について多くのことを教えてくれる。「HOSHI・WOOZIコンビ聴いた?」、HOSHIとWOOZIの「Bring It」の強烈なサウンドと歌詞には、練習生の頃から長い時をともにしてきた同い年のメンバーである2人の関係性とともに、それぞれユニットのリーダーとして彼らが持つSEVENTEENというグループに対する誇り、ファンダムCARATへの思いが込められている。
JOSHUAとVERNONの「Rocket」は、普段から見られる2人の、相手を受け入れようとする柔軟な考え方に似ている。英語圏の文化的背景を共有する彼らは、SEVENTEENの中で初の英語の曲「2 MINUS 1」を通して新鮮な魅力を見せてもいた。ボーカルチームの最年長であり、同い年のメンバーJOSHUAとJEONGHANの「Falling For U」は、2人のボーカルの特徴である高音の歌声と美声が際立つ。CARATのことを考えながら書いたという歌詞には、この2人の優しい性格が溶け込んでいる。MINGYUとWONWOOは、2人組ユニットのうち唯一個別のデジタルシングルの曲「Bittersweet (feat. LeeHi)」を公開し、ミュージックビデオも撮影した。宿舎メイトでありヒップホップチームのメンバーで、一緒にいる場面が多く、見慣れたこの組み合わせは、「Bittersweet (feat. LeeHi)」で初めて2人のボーカルが織りなすハーモニーを聴かせ、ミュージックビデオを通して深い感性を視覚的にも見せてとても愛されている。
UNIT REVERSE
13人のメンバーの力量と魅力を充分に活用して、さまざまなユニットを輩出するSEVENTEENは、そのユニットを活用して「UNIT REVERSE」という特別な試みも行っている。「UNIT REVERSE」は、SEVENTEENの韓国国内のファンミーティング<SEVENTEEN in CARAT LAND>の公式コーナーで、ユニット同士で互いに曲を交換して、別のユニットの曲でステージを見せる。ボーカルチームはパフォーマンスチームの「Jam Jam」と「MOONWALKER」、「PANG!」、ヒップホップチームの曲からは「言行一致」と「Check-In」を披露している。パフォーマンスチームはヒップホップチームの「Lean On Me」、「What’s Good」、「Back it up」、ボーカルチームの「Habit」と「Chocolate」でステージを飾った。ヒップホップチームはボーカルチームの「Don’t Listen In Secret」と「Hug」、「Imperfect love」を、パフォーマンスチームの曲からは「Swimming Fool」と「Lilili Yabbay」を披露した。2019年3回目のファンミーティングでは、ミックスユニットの曲とソロ曲を互いに交換したステージを準備し、サプライズを見せてもいる。さらに2022年には『; [Semicolon]』で発売した「年齢ユニット」の曲で「UNIT REVERSE」を準備、それを待ち望んでいたファンダムCARATの願いを叶えた。互いに異なる強みとスタイルによる曲の再解釈の仕方、歌詞のアレンジのセンス、新たなパフォーマンスの織りなすハーモニーなど、良い理由を挙げようとすれば切りがない「UNIT REVERSE」にCARATが熱狂するように、SEVENTEENも「UNIT REVERSE」にとても本気だ。SEVENTEENが積み重ねてきたこれまでの時間と努力、そして友情の分、彼らのユニットも、「UNIT REVERSE」も、絶えず増えていく。
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