
ATEEZの『GOLDEN HOUR:Part.2』がビルボード200に1位で初ランクインした。昨年12月の『THE WORLD EP.FIN:WILL』以来2枚目の1位アルバムだ。2022年の『THE WORLD EP.1:MOVEMENT』以来、6枚のアルバムがすべてトップ10入りした。『GOLDEN HOUR:Part.2』の週間成績は18.4万ユニット、そのうちアルバムセールスが17.9万ユニットで大部分を占めている。トップアルバムセールス1位で、今年の初週セールス量6位に当たる。ストリーミングは643万回で5,000ユニット相当だ。実物アルバムはCDを23種、レコードを6種発売しており、デジタルアルバムも3種出した。
今年のK-POPのアルバムでは3枚目のトップだ。その前には3月TWICEの『With You-th』、8月Stray Kidsの『ATE』があった。歴代のK-POPの1位アルバムは全部で18枚だ。BTSが2018年『LOVE YOURSELF 轉‘Tear’』で初の歴史を作って以降、6枚で最も多く、Stray Kidsが5枚だ。今週ATEEZは、複数のアルバムで1位を獲得した3組目のK-POPグループとなった。
JINのソロプロジェクト『Happy』は4位で初ランクインした。週間成績は7.7万ユニットで、アルバムセールスが6.6万ユニット、ストリーミング1,053万回で8,000ユニット相当だ。CD13種とデジタル7種を出した。JINのソロでの初のビルボード200入りだ。これでBTSの全メンバーが、ソロでもビルボード200トップ10の成績を保有することになる。2022年12月のRMの『Indigo』3位をスタートに、JINの『Happy』まで2年もかからなかった。グループとしてのBTSは、2017年の『LOVE YOURSELF 承‘Her’』以降トップ10に7回入った。
ENHYPENの『ROMANCE:UNTOLD』は、再発売バージョン『ROMANCE:UNTOLD -daydream-』の公開とともに7位でトップ10に復帰した。週間成績は5.4万ユニットで、先週より約10倍増えた。アルバムセールスが5.1万ユニットで、トップアルバムセールスの順位は先週の26位から4位になった。ストリーミング445万回で3,000ユニット相当だ。CD12種、デジタル3種を公開した。最初の発売を含めてすべてのバージョンのセールス成績が一つに集計される。『ROMANCE:UNTOLD』は7月に最高順位2位で初ランクインしている。
今週のチャートでK-POPアルバムが1、4、7位を記録しており、トップ10に3枚が同時にランクインした。史上初だ。8月にStray Kidsの『ATE』とJIMINの『MUSE』が1位と2位にランクインして以来もう一つの記録だ。2024年現在までビルボード200の10位以内に入ったアルバムは全部で97枚。そのうち17枚がK-POPだ。
その他のトップ10以内の主なアルバムを見てみよう。リンキン・パークが7年ぶりに出した復帰作『From Zero』は9.7万ユニットで2位だ。アルバムセールスが7.2万ユニットでトップアルバムセールス2位、ストリーミング3,218万回で2.4万ユニットという成績だ。タイラー・ザ・クリエイターの『CHROMAKOPIA』は過去4週間チャート1位を独占していたが、今週は8.1万ユニットで3位だ。

シャブージーの「A Bar Song (Tipsy)」が新たな歴史を作った。19度目の1位で、リル・ナズ・Xの「Old Town Road」の歴代最長1位の記録と並んだ。この曲の長期政権は圧倒的なラジオ成績に依るところが大きい。ラジオソングスで17週連続1位を記録中で、そのうち16回はHOT100で1位になっている。HOT100とラジオ1位席巻16回は、2005年マライア・キャリーの「We Belong Together」が立てた14回の記録を約20年ぶりに更新したものだ。もちろん5月以降デジタルソングセールスとストリーミングソングスのトップ10から外れたことのない均等な成績が、その間並大抵のライバルに挑戦を許さなかった原動力でもある。
チャートの歴史的記録には避けることのできない犠牲者もいる。この場合にはレディー・ガガとブルーノ・マーズの「Die With A Smile」だろう。この曲は8月末に公開され、ストリーミングと音源はもちろん、ラジオ成績まで着実に積み上げ、1位を狙ってきた。先週も僅差で2位を記録し、今週「A Bar Song (Tipsy)」の19度目の1位を阻止する可能性が非常に高いと思われた。しかし今週はストリーミング2位、音源5位、ラジオ3位で総合2位にとどまった。今週のチャート成績集計期間の最終日である11月20日、シャブージーのカントリーミュージック協会賞(CMA)の公演が1位受賞のための最後の推進力となった可能性が高い。
それでは来週はどうなるのだろうか。前代未聞の20度目の1位?あるいはレディー・ガガとブルーノ・マーズの3か月もかかった戴冠式?おそらくケンドリック・ラマーに聞いてみなければならないだろう。彼のサプライズの新譜『GNX』が週半ばのストリーミング記録を席巻している。その後にはキャロルの嵐がやって来る。「All I Want for Christmas Is You」がすでに16位でチャートに再登場している。
ROSÉとブルーノ・マーズの「APT.」は10月18日の公開以降5週連続グローバル200とアメリカを除くグローバルチャートでトップを占めている。過去5週のグローバルストリーミングの成績は次の通りだ。
11月2日付け、デビュー週間のグローバルストリーミング2.2億回は、グローバル200チャートが始まって以来歴代2位の記録だ。1位はBTSの「Butter」で2.9億回だ。これまで2億回以上のグローバルストリーミングを記録した曲は全部で5曲だ。残りの4曲はBTSの「Butter」、BLACKPINKの「Pink Venom」、マイリー・サイラスの「Flowers」、JUNG KOOKの「Seven」だ。このうち「APT.」は2週以上2億回を超えた最初の曲だ。2024年だけを見ると、過去5週間のグローバルストリーミング記録1,2、4、5、6位に当たる。3位はテイラー・スウィフトの「Fortnight」が記録した1.8億回だ。
「APT.」は現在HOT100で最高8位、今週は15位だ。今週はラジオソングスチャートにも38位で初ランクインした。ROSÉは11月22日また別の新曲「number one girl」を公開した。12月6日にはソロアルバム『rosie』を公開予定だ。つまり私たちはこの物語をようやくスタートしたばかりだ。
JINは10月25日「I’ll Be There」でソロプロジェクトの本格的な始動を告げた。この曲は11月9日付けグローバル200に25位、アメリカを除くグローバルチャートに10位で初ランクインした。続いてアルバム『Happy』とともに公開した「Running Wild」は、11月30日付けグローバル200に5位、アメリカを除くグローバルチャートに4位で登場した。JINは2022年「The Astronaut」がグローバル200の10位に入って以来、2度目のトップ10入りだ。BTSのメンバーは、ソロアーティストとしてグローバル200チャートのトップ10に全部で13曲をランクインさせている。グループとしてはトップ10に11曲、そのうち7曲は1位だ。「Running Wild」が今週のHOT100の53位にもランクインしている。
ATEEZの『GOLDEN HOUR:Part.2』(EP)がビルボード200に1位、トップアルバムセールスに1位で初ランクインした。ATEEZはアーティスト100に1位で再登場している。
JINの『Happy』(EP)がビルボード200に4位、トップアルバムセールスに3位で初ランクインした。JINはアーティスト100に2位で再登場している。「Running Wild」がHOT100に53位、デジタルソングセールスに1位で初ランクインした。デジタルソングセールスでは「Heart on the Window (with WENDY)」20位、「Another Level」22位、「I will come to you」23位、「Falling」25位だ。
ROSÉ、ブルーノ・マーズの「APT.」がHOT100で15位、ストリーミングソングス9位、デジタルソングセールス12位だ。ラジオソングスに38位で初ランクインしている。ROSÉはアーティスト100で91位だ。
JIMINの『MUSE』がビルボード200で158位だ。「Who」がHOT100で45位、ストリーミングソングス33位。JIMINはアーティスト100で95位だ。
ENHYPENの『ROMANCE:UNTOLD』がビルボード200で7位、トップアルバムセールス4位だ。ENHYPENはアーティスト100に9位で再登場している。
TOMORROW X TOGETHERの『The Star Chapter: SANCTUARY』(EP)がビルボード200で41位、トップアルバムセールス6位だ。
トップアルバムセールスで、SEVENTEENの『SEVENTEEN 12th Mini Album ‘SPILL THE FEELS’』(EP)20位、Stray Kidsの『ATE』(EP)が34位だ。
KATSEYEの『SIS (Soft Is Strong)』(EP)がヒットシーカーズアルバム19位だ。
エマージングアーティストチャートでNCT DREAMが8位に再登場した。ILLITは13位だ。WENDYは43位で初ランクインした。
グローバル200でのK-POPアーティストの成績は次の通りだ。
- コールドプレイの引退計画2024.10.21
- ザ・ウィークエンドの地位2024.10.14
- FutureとLinkin Parkの帰還2024.10.07