「この世に同じ色味はない」、コスメオタクたちによく知られた名言だ。「リアルな」コスメオタクWONHEEもまた、「ふんわり」カラーが好きだが、それらは一つ一つ異なっていると語る。様々なメイクを楽しむために、パーソナルカラーに合わせて化粧するのではなく、自分だけのメイクアップの「理想」を作っていくILLITのWONHEEに、メイクやネイルについて話を聞いた。
「コスメオタク」WONHEEの芽生え
WONHEE:一番仲良しの友達がすごくメイク好きで、興味を持っていたんです。その友達の真似をして、ビューティー動画を色々と見るようになったんですが、とても面白くてきれいだったんです。それがメイクに入門したきっかけです。サバイバル番組『R U NEXT?』に出演したときからデビュー直後まではコスメに興味津々で、製品名を見ただけで色番号やその名前を当てることができました。なので、『R U NEXT?』でお化粧をしてもらうときも、メイクさんの机に並んだ化粧品を心の中で当てながら楽しんでいました。自然と頭に思い浮かんで、値段まで覚えていました。特にロードショップブランドの製品は、驚くほどよく当たりました。ぱっと見ただけで、どのブランドのどんな製品なのか分かりました。きっと、幼い頃は化粧品を買うお金が十分になかったので、自分が買えるかどうか何度も悩んだせいで、頭の中に刻まれていたんだと思います。特にリップカラーやチークは、YouTubeで「全色スウォッチ」などを検索して見て、気に入ったものをキャプチャーしておいて、何度も比較しつづけました。そうやってベスト16、ベスト8、ベスト4と続けていって、本当に、本当に欲しいものを一つだけ買うタイプでした(笑)。
💌WONHEE家にご招待:ネイルしたい子、集まれ!
WONHEE:中学校のとき、友達を家に呼んでネイルをしてあげたことがあります。私の黒歴史です(笑)。メイクもネイルも、誰かにしてあげるのが下手なんです。当時は始めたばかりだったので本当に下手っぴだったんですが、ああ〜、どうしてそんなことをしたのか分かりません(笑)。「私が家でネイルしてあげるよ」と言って、友達にネイルチップのエクステンションをしてあげました。ジェルネイルだったんですが、最近はジェルネイルをするとアレルギー反応が出ることがあるので、とても悲しかったです。アレルギーの出ないジェルネイルがあると聞き、そのベースジェルを買って試してみましたが、少しマシでした。それでもちょっと痒くなりました。なので、今は大体マニキュアかチップを使っています。あ! そういえば、爪用の栄養剤を1か月前から塗っています。爪が弱いほうなんですが、割れなくなって、爪がよく伸びるようになりました。
WONHEEのwant it! ネイル💅
WONHEE:(ネイルシェイプを並べた画像を見て)あっ! わあ〜、本当に久しぶりに見ました! 覚えています。私はアーモンドやバレリーナ、スクエアが、手が一番きれいに見えるので一番好きでした。自分の爪は小さすぎる気がしていて、それが嫌だったんです。でも、ネイルチップをすると爪が長くなり、手がきれいに見えるので嬉しかったです。今度、立体的なエンボスネイルにも挑戦したいです。
メイク初心者時代の試行錯誤
WONHEE:セルフメイクを始めた頃は、なかなかうまくいきませんでした。私はジェルアイライナーから始めたんです。ブラシで上手く描けていたのに、急にリキッドアイライナーにしようとすると、とても描きにくくて。でも、やっているうちにできるようになりました(笑)。自分の目の形がどうなっているのかも、たくさん観察しながら練習しました。人によって好みが違うので、濃いメイクが好きな人もいれば、化粧をしていないようなナチュラルメイクが好きな人もいますよね。私はナチュラル系が好きなので、私の好みに合うラインを自然と見つけられました。初めてメイクに挑戦するGLLITの皆さんには、パウダーを使うときは手の甲で一度粉を落としてから使うのがいいと力説したいです。そして最初のうちは絶対にナチュラルなのが一番!(笑)

WONHEE流セルフメイクのコツ
WONHEE:Weverse LIVEでセルフメイクをお見せしたことがあるんですが、メイクさんからそのライブ配信の反応がよかったと聞いて、そのとき初めて知りました。GLLITの皆さんが思っていた以上に喜んでくださっていたので驚きました。私のTMIを紹介する内容だったので、面白くなかったらどうしようかとすごく悩んで決めたライブ配信だったんですが、 とても好評だったので嬉しかったです。次もまた、色々なコンテンツを考えてみようと思いました。実は私、顔も唇もとても乾燥しやすくて角質ができやすいタイプなんです。なので、メイクの前には油分の多いクリームや化粧水を塗って、リップバームも必ず前もって塗っておきます。その次にしっとりタイプの日焼け止めを塗って、ファンデーションを重ねます。そうすると、いつもメイクのりがいいんです。そして、オーバーリップメイクをするときは、リップライナーもいいんですが、私はこうやって唇を「ンマッ」とすると、すごく上手くいくんです。「ンマッ」とした後、そのラインに沿ってリップを塗っています。
まつ毛についての考察
WONHEE:実は、アイラインを引くよりも、マスカラを塗るのが意外と一番難しいんです。「ふんわりフェスティバルメイク」でも、よく見るとマスカラを塗っていません(笑)。まつ毛をカールさせるのはのは、自分の顔に似合わないと思っていて、あまりマスカラをしてこなかったんです。でも、ある日マスカラが急にとてもきれいに見えたんです。自まつ毛が薄いほうなので、つけまつ毛を色々なところで買ってみたこともあります。海外通販で探して、NA◯ERでも探して。でも、成功したのは2パックだけでした(笑)。私、ツイーザー(ピンセットのこと)も持っているんです。つけまつ毛用グルーは黒を使っていて、粘膜とつけまつ毛の隙間をしっかり埋めるほうです。黒いグルーを使うと粘膜も埋められるし、まっすぐつけるとまつ毛のラインもきれいに見えるので気に入っています。あ、でも、下まつ毛はすごく難しかったです。下まつ毛は絶対に透明のグルーを使います。黒のグルーでつけたらすごく濃くなってしまって、「あ、これはダメだ」と思いました(笑)。まだ部分用と太めの部分用、フルタイプのつけまつ毛しか使ったことがありません。いつか本当に派手なつけまつ毛をつけてみたいです。
チーク愛とノーズシャドー
WONHEE:チークも大好きです。できるだけ減らしたつもりなんですが、今はチークを7つ持ち歩いています(笑)。やっぱり、「この世に同じ色味はない」じゃないですか。だから大変なんです。最近はピンクにすごくハマっていて、ピンク系が推しカラーになっています。ビビットすぎずに、少し白みがあって、彩度は控えめのピンクのチークが好きです。鼻先のチークは、キャー! 絶対必要です。私は鼻にチークをのせると、顔全体の色味がパッと明るくなるんです。そうすれば本当に血色がよく見えると思います。それですっかり気に入ってしまいました。ハイライトをのせてシェーディングすると、一番に消えちゃうんですけど(笑)。それでも、最後に鼻にチークをさっとのせて鏡を見ると、すごく満足できることが多くて欠かせません。絶対に! ネバー! あと、私はクリームタイプのノーズシャドーが大好きです。ハマりすぎて、その製品だけで4つくらい買ったんですが、すぐに使い切ってしまいました。最近ではパウダータイプもすごく気に入っていて、使っています。
コスメを買うときの基準
WONHEE:人って、一つの色にハマるとその系統のコスメばかり買ってしまいますよね。同じものばかり買い過ぎじゃないかな、と振り返ることもあります(笑)。チークを買いすぎて「あれ、似た色持ってた気がするな」と思ったら、できるだけ買わないようにしています。でも、ハイライトは最近たくさん種類が出ていますよね。なので、珍しいカラーを買いたいと思っています。これまでなかったピンクやブルー系のものを。「これは本当に初めての色!」となったら買います。
メイクで絶対に外せないアイテムは?
WONHEE:私はティントですね。ちょっとブルベ冬っぽい、濃い色がいいと思います。私はティントだけでフルメイクするときもあるんです。チーク、まぶた、唇に一つのティントで(顔に塗る動作をしながら)一気にメイクすることもあります(笑)。
パーソナルカラー
WONHEE:実はパーソナルカラー診断を受けてみたいんです。でも、診断を受けたら勇気がなくなってしまう気がして(笑)。例えば、私がブラウンのリップを塗りたいのに、「パーソナルカラーがこれだからいつもよりイマイチだな」と思って、挑戦してみたい気持ちもなくなり、使うコスメの幅もぐっと狭くなっていきそうで。そんな自分の性格を知っているので、診断を受けないほうがよさそうだと思いました。メイクについて偏見(?)が生まれそうなので(笑)。最近はブルベ夏タイプのコスメに興味が出てきて、気になっています。ベージュ系のコスメもとても可愛く思えて、昔使っていたものが気になってしまいます。元々チーク8つのうち1つがベージュだったとしたら、最近は2つ、3つがベージュになっています(笑)。
WONHEEのメイク・バケットリスト
WONHEE:「ブルーコアメイク」を自分でやってみたいです。私が思い描くブルーコアがあるんです。アイメイクでブルーとピンクの色味が共存しつつ、目頭と目尻にはブルーでポイントを加えて、その間は淡いピンクのグラデーションっぽくするんです。こういうメイクを一度やってみたいと思っています。また、メイクは濃くすればするほど濃くなりますよね。なので、一度は全部オフにして眉毛の流れだけ整えて、つけまつ毛もせず、素肌感を生かした透明だけどムードのあるメイクをしてみたいです。だから最近、眉毛の流れを生かすようにしているんですが、自眉が本当に薄くて上手くいかないんです(笑)。

ナイトルーティン
WONHEE:クレンジングの大切さを知らず、クレンジングウォーターだけで化粧を落として、ダブル洗顔をしていなかったこともありました(笑)。でも今はその重要性を知っているので、手軽に素早く、肌に優しく落とせるものを探したところ、クレンジングバームを知りました。オイルは段階が多すぎるじゃないですか。乳化させなくちゃいけないし。それに私は乾燥肌だからか、クレンジングフォームだとカピカピになっちゃうんです。なので、私にはクレンジングバームが一番合っていたんですが、乾いた肌にバームをのせて馴染ませて、洗い流すだけでいいので手軽だし、しっかり落ちるし、肌にも優しいので気に入りました。その後、トナーパッドを顔につけて時間を置くかそのまま拭き取って、セラムを塗って、乳液をつけます。この2ステップが私の限界です。自分の定番を使い続けます。今使っているトナーパッドは、何回買っているのか覚えていないくらいです。私の記憶では10回は買っていると思います。ドクダミの成分が入っているせいか、それを使うとすぐにほてりが引いて、肌が落ち着くんですよ。本当におすすめです。すごい!
メンバーたちにメイクをしてあげるなら?
WONHEE:まだ、メンバーにメイクをしてあげたことはありません。私たちの仕事の特性上、プロの方にいつもメイクしてもらっているので。私はそんなに上手いわけではないので、少し怖い気もします。でも、みんな顔がきれいだから、何をしても全部可愛くなると思います(笑)。もし私がメンバーにメイクしてあげるとしたら……、YUNAHさんには下まつ毛をつけてみたいです。MINJUさんは目が本当にぱっちりしているので、ポイントつけまつ毛がよく似合いそうです。MOKAさんには濃いつけまつ毛を一度つけてみたいです。よく似合う気がします。IROHAさんにも濃いつけまつ毛をつけてあげたいです。前に私が濃いつけまつ毛をしたときに、自分も使ってみたいと言っていたので、ぜひつけてあげたいです。

WONHEEの「ふわふわ」
WONHEE:あ〜っ!「ふわふわ」って本当に定義が難しいですよね。人によって「ふわふわ」を感じるポイントが少しずつ違うと思います。私が思う「ふわふわ」は、ぱっと見たときに何か、あの、何か……ぱっと見たとき、こう、えーっと……(笑)。ミルキーさが基本的に入っているような、あ、でもないといけないってわけでもないんです。え〜ん、説明が難しいですね。まだ私は成長が足りないみたいです(笑)。
Dear. GLLIT
WONHEE:私が一人でコレクショントイを開封するときは、いつも欲しいものが出てこないんです。シルバニアコレクションの開封をライブ配信でやってみたことがあるんですが、シークレットアイテムが出たんです。しかも、そのシリーズはもう廃盤になっていて、その中のシークレット(アイテム一覧に含まれていないレアアイテム)のシルバニアが出たんです。だから、余計に嬉しかったです。一人でやってみたときは欲しいものが全然出てこなかったのに、ライブ配信でGLLITたちと一緒だと、すごく好みのアイテムが出ました。GLLITの皆さんも、「わあ、可愛いのが出たね」と言ってくださって。今年は、もっと新しいことをしてみたいです。これから、もっと多様で新しい姿もたくさんお見せしつつ、GLLITの皆さんと一緒に楽しい思い出を作っていきたいです。
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