「デビュー当初メンバーがとても多いので、『この子たちが果たしてうまく行くだろうか』と心配そうに見る目があったからこそ、自分たちでもっと団結しました。頼れるのがお互いしかいなかったんです」。2015年5月にデビューしたSEVENTEENは、SEUNGKWANがそう記憶している時期を過ぎ、いつのまにか7年目の歌手になった。自分たちが自ら書いた歌でデビューし、「自主制作アイドル」というタイトルを掲げた中小事務所出身の13人が、3つのユニットで作った1つのチーム、だからこそ「SEVENTEEN(17)」となったグループ。最初はメンバーの人数が多いという理由だけでネガティブな反応を受けていたSEVENTEENは、去る7月メンバー全員が早期再契約をし、彼らの成功と友情を同時に証明した。SEVENTEENの総括リーダーS.COUPSは、メンバーが一緒だったからこそすべてのことが可能だったと語る。 「もし一人だったとしたら、疲れきって止まってしまったかもしれません。でも隣で一緒に歩いて、走ってくれる人たちがいるので、ずっと走り続けることができます。ペースメーカーが隣に12人もいるんですから」。
SEVENTEENは2012年12月から2年余り、計5つのシーズンにわたり、Ustreamのストリーミング・サービスを通じて生中継された『SEVENTEEN TV』により初めて世に知られた。PLEDIS Entertainmentハン・ソンス代表は、過去ウェブマガジン『ize』とのインタビューで「当時中小企業でもない、ただの小さな事務所から新人がデビューしても、なかなか知ってもらえる方法がなかった」というのが現実で、「だからインターネットでファンがデビュー前からSEVENTEENのことを知っていけるようにした」と、『SEVENTEEN TV』の放送趣旨を明らかにしている。メンバーたちが練習生という立場で各種の活動やトレーニングをこなしていく過程を観察リアリティ形式で公開した、SEVENTEENのプレ・デビュー(Pre-Debut)放送の核心は公演だった。幼い顔の少年たちがペールグリーンの背景の練習室に集まって、チーム別に公演の構成案を自ら立て、振り付けを考えながら練習した後、小さな舞台の上で情熱的な公演を披露する。 「僕たちは練習生の頃からお互いがライバルじゃなく、一緒にステージを準備するチームという感じが強かったです」。 そうWONWOOが話すように、ボーカル、ヒップホップ、パフォーマンスからなるSEVENTEEN特有のユニット体制は、その過程で自然に成立していった。公演を創っていくうちに、デビューをかけたライバルではなく、一つのチームとして行くんだという意識が強くなり、グループの中で自分が貢献できる方法を探すうちに、ユニットが作られた。公演は、『SEVENTEEN TV』でシーズン別に放送された「LIKE SEVENTEEN」をはじめ、遊園地、病院などさまざまな場所で次第に増えていき、メンバーたちは公演を自ら創っていきながらチームワークを高め、実力を伸ばした。2011年から練習生生活を始めたWOOZIは、 「僕は最初に事務所に入った日から、明け方まで練習をしていたんですけど、入った初日からデビューする前日までいつも、次の月にデビューするかのように練習していました」 と話す。メンバーだけで宿舎の屋根裏部屋に集まって、MacBook一台で曲を作ったり、曲に合わせて振り付けを加えた経験が積み重なって、SEVENTEENは1stアルバムから自主制作アルバムでデビューすることができた。SEVENTEENとデビュー前からともに歩んできたアーティストマネージャーチームのアン・ソリャンチーム長は、「小さい規模のファンダムの前であっても公演を披露して、メンバーたちが着実に成長して行けるように、何とかしてさまざまなステージを経験できるようにしました」と語り、デビュー前からSEVENTEENが数多くのステージ経験をしてきた背景を説明する。要するにSEVENTEENは、一つのステージを完成していきながら、自分たちを取り巻く資源と規模の限界をねじ曲げ、自らを発展させる過程の中で誕生した。SEVENTEENだけの自主制作の歴史のはじまりだ。
「当時、有名作曲家を訪ねて何曲か書いてもらいましたが、メンバーたちの曲と同一線上に並べてモニターした時、一番良かった曲が『Adore U』でした」。やはりSEVENTEENとデビュー前からともに歩んできたPLEDIS Entertainment制作室キム・ダウン室長は、SEVENTEENの自主制作の方向性が事務所の具体的な企画として出てきたコンセプトではないという点を強調する。「このメンバーたちにとって何が一番合うのか悩んでいるうちに、彼らに作曲、作詞、振り付けの創作能力などがあるということを知り、その部分に注目し発展させた結果です」。WOOZIが、SEVENTEENがどんなグループかという問いに「こういうグループだ」と答えられる歌を考えながら「Adore U」の制作作業をしたと明かすと、メンバーたちは同時にデビュー曲に対する愛情を語った。 「他の作曲家の曲を歌ってから、『Adore U』を歌った時に、ようやくぴったり合う服を着た感じでした。僕たちが作った曲でデビューすべきだという確信が生まれたんです」。
SEVENTEENが曲を作り、決定して、それに沿ったパフォーマンスや演出を企画する。その一連の過程は、SEVENTEENの自主制作の特徴を表している。2015年5月、SEVENTEENがデビューに先立ち出演したMBC MUSIC『SEVENTEENプロジェクト – デビュー大作戦』で、彼らは練習生個人個人がデビュー組に入るために互いに競争する代わりに、デビュー・ショーケースという目標に向かってメンバー全体が心を一つにしてミッションを遂行していった。最後のミックスユニット・ミッションでは、総括リーダーS.COUPSとボーカルチームリーダーWOOZIのと間で、一番年下のDINOがリーダーを任されチームを率いる。カッ(朝鮮時代、両班の男性がかぶっていた帽子)を小物として利用し、歌詞の意味をパフォーマンス的におもしろく構成したいというDINOのアイデアと対立した二人のメンバーの意見により衝突する場面が生じるが、彼らは長い話し合いの末、カッを使ったパフォーマンスを見せる特定のパートを作り、最も良い結果を引き出す。SEVENTEENの自主制作とは、ただ単にアルバムに入る曲を作ることにとどまらず、メンバー全員が互いの信頼に基づき、創作と決定の過程に参加する、集団プロデュース体制に近い。WONWOOが話す通り、「小さなこと一つでも思いついたらとにかく話して、一緒に話し合って結論を出す」というSEVENTEENの自主制作方式は、アルバムの出来に直接影響を与えている。さらには、ミュージック・ビデオの撮影前日、タイトル曲を変えようという意見が出て、白熱した討論をしたほどだ。同じアルバムに入っているタイトル曲「Clap」と収録曲「Without You」は、メンバー同士で立場が激しく分かれたが、結局投票で過半数を超えた方に決定したという。 「僕たちはグループでアルバムを制作しながら、そういう過程を何十回と経験しています。どんな意見であっても率直に言えるので、僕たちに一番合っていて満足できる結果を出すことができます」。 WOOZIの語るSEVENTEENのアルバム制作過程の核心だ。
「SEVENTEENの特別なところは、常にいろいろな色を見せられることだろうといつも思ってきました」 と、JUNは「SEVENTEENの中でのユニットと個人個人の魅力」をSEVENTEENの特別な色に挙げる。それぞれの個性とキャラクターを持つ13人のメンバーが、適性によって3つのユニットとして団結した時、それはまたそれぞれの新たな秩序と呼吸による結果として表れることになる。 「ヒップホップチームの曲は、メンバーの個人の気質がずいぶん盛り込まれていることが多いです。もちろんその気質がすべて合うわけではないので、メンバーの意見を尊重しながら進めます。アルバムごとに各メンバーの領域の中に入っていって、融和されて出てくる、そんな感じだと思います」。 S.COUPSは、「GAM3 BO1」の場合VERNONが特に好きなジャンルなので、メンバーと話し合う時にとても幸せそうに見え、そうして決定された分だけ結果が満足できた曲だと説明する。一方パフォーマンスチームは、ダンスにすべての焦点を当てて作業を始める。 「僕たちのチームは、4人でダンスについてまず話をします。一緒に披露したいダンスの雰囲気についてまず整理して、それに沿ってジャンルを決めることが多いです」 というHOSHIのまじめな説明の後に、ボーカルチームのメンバーたちは、自分たちのインスピレーションは会食から湧くと言い、愉快そうに笑った。JEONGHANは 「僕たちは仕事の時間よりは、一緒にご飯を食べて笑って楽しむ時間をたくさん持ちながら、アイデアをいろいろ出すことが多いです。『今回は何をしようか』と言うと『これも良いし、あれも良いし』という感じで会話をたくさんします。このメンバーたちを自分よりもっと信頼しているので、尊重できるんだと思います」 と、ボーカルチームの作業の進め方を説明する。S.COUPSがインタビューの途中で、今でも 「メンバーと一緒に振り付けのモニタリングをする時、指摘されるんじゃないかと、自分のパートで息を呑んで見ています」 と言うと、メンバーは皆共感して笑いが起こった。 「僕たち同士でいつも、お互い合っていないと指摘し合っているんです(笑)」 というSEUNGKWANに続き、WONWOOがぼそっと言う。「そういう過程があるから、僕たちのステージがあるんでしょ」。SEVENTEENが絶えずグループの力を成長させることのできる理由だ。
2015年に発表したデビューアルバム『17 CARAT』の初週セールス枚数(以下初動セールス)は1,600枚だ。5年が経ち、2020年6月、7枚目のミニアルバム『Heng:garae』は初動セールス100万枚を突破した。練習生の頃、観客数30名余りの規模で公演を始めたSEVENTEENは、パンデミックでなければ日本でドームツアーをする予定だった。表に見える成長は、SEVENTEENの自主制作能力が持続的に成長し、動力を供給した結果だ。毎回アルバムの方向とテーマを自ら決め、SEVENTEENの姿をステージに盛り込むうちに、彼らのアルバムは、すなわちSEVENTEENの成長過程をファンと共有する媒体となった。 「アルバム『Al1』を準備している時に、アメリカに長期間滞在して、ソングキャンプを行い、ミュージック・ビデオを撮影し作業した経験が、今でも幸せな思い出として残っています」 というJOSHUAの話とともに、メンバーたちはデビュー以降SEVENTEENにとって重要な転換期として2017年度を挙げる。2017年5月に発表された『Al1』は、「皆」を意味する「All」と「皆一人」を意味する「All one」を同時に含んでいるタイトル。メンバーが置いて行った13個のリング、個人別のティーザーなどでメンバーが一人でいるときの寂しさと悲しみを表現した。続くフルアルバム『TEEN, AGE』は、SEVENTEENの自主制作システムそれ自体がコンセプトになった。各ユニットリーダーが集まった「CHANGE UP」をはじめとして先行公開されたヒップホップ、パフォーマンス、ボーカルチームのユニット曲は、SEVENTEENの中でユニット別の存在の理由を確実に証明し、一つのグループとして集まりシナジー効果を生む、タイトル曲であり、自主制作をミュージック・ビデオのコンセプトにした「Clap」が最後を飾る。2020年10月に発表したスペシャルアルバム『; [Semicolon]』では、メンバーたちが年齢別にミックスユニットを組み、アルバムの構成的に独特なチャレンジもしている。 「細かい部分までも僕たち3人の頭の中にある感覚だけで満たそうと思いました。『僕たち友だちじゃないか、Hey Buddy』、『おお、良いね』と言いながら、キーワードがすぐ出てきました」。 DKが友だちと友情というテーマで1997年生まれのメンバーのユニット曲が誕生した背景を説明するように、メンバーたちの関係から生まれる作業は、新たなインスピレーションをもたらす。末っ子メンバーのユニット曲に参加したDINOもまた、 「VERNONさんとSEUNGKWANさんと一緒に初めて作業をしてみて、とても楽しかったです。レコーディングする時も一緒にふざけあいながら、とても楽な雰囲気でしたし、楽しくやるのがもっと良い結果を出せるということを知るきっかけになって、有意義でした」 と、メンバー間の連帯感について説明する。
チームワークをベースにしたメンバー間の自由な意見の提示により、SEVENTEENの自主制作はその意味がますます大きくなっている。 「以前はSEVENTEENのアルバムとステージを自分たちで創ることが自主制作だと思っていましたが、今は衣装、セット、ミュージック・ビデオなど、小さなこと一つまでSEVENTEENというグループの色とアイデンティティに合わせてメンバーたちと意見を調整し、反映していっていると思います」 というMINGYUの言葉のように、コンテンツがいろいろな領域にわたりそれぞれ高度化されたK-POP産業の中で、SEVENTEENの集団プロデュースは彼らの現在をコンテンツのすべての領域に溶かし込む。もちろんそれは多くのスタッフたちとともにする作業だが、集団プロデュースに基盤をおいたSEVENTEENの「MADE BY SVT」は、「Adore U」から「Ready to love」まで、彼らが変化とともにアイデンティティを維持できる根本になっている。
2021
SEVENTEEN
SELF-MADE HISTORY
2012年冬、
SEVENTEENはSEVENTEEN TVでプレデビュー(Pre-Debut)を果たした。.
2014年冬に至るまで計5シーズンを経て、
13人のメンバーは一つのチームになる
「 将来、僕たちがデビューしたら、堂々と僕たちで作った曲で
愛されたいという思いで曲を作っている。
メンバーで三々五々集まって曲作りをし、
毎日一緒に日が昇る頃に宿舎に帰る。
体は疲れるけど、曲が出来上がったときの嬉しさったら!
みんな、これからも一緒に頑張ろう!」
2014年10月、S.COUPSの日記より
「 「ステージ上の振付や動線をたくさん作ってきたけど、僕たちの曲の振付を作るのは初めてでワクワクするし、もっと欲が出る。
それでたくさんのことを試みてみたいし、かっこいいところをお見せしたいし、期待以上のものをお見せしたい」
2014年10月、HOSHIの日記より
「 SEVENTEENのタイトル曲に関することやSEVENTEENというグループに関する僕たちの意見を話し合ってみた。
僕の考えとメンバーの考えが今は一つになったような気がする。
みんなが求めるグループの色、進んでいきたい方向性などが一つに固まった感じで、とても嬉しい」
2015年1月、WOOZIの日記より
「 毎年『デビュー秒読み』という記事が出されるのに先延ばしになるばかりで、挫折することも多かったが、いつからか『もう僕たちで僕たちの音楽を作ろう』と心を決めた。宿舎の屋根部屋で1台のMacBookにマイクもなしで曲を作ったり、レコーディングしたりしていたら、時間が流れた」
2015年8月、S.COUPSの『IZE』のインタビューより
デビューから自主制作能力の証明を求められた
『SEVENTEEN PROJECT - デビュー大作戦』。
曲、パフォーマンス、衣装のコンセプト、
街頭宣伝物まで全て自主制作し、
自主制作のタイトルでデビューを果たす。
13人のメンバーが一緒に作るグループの象徴・SEVENTEENの指輪が替わっていくにつれ、SEVENTEENのアルバムも共に積み重なっていく。
アルバムのコンセプトや方向、作詞、作曲、プロデュース、振付まで、全てメンバーが自ら趣向を凝らし、デビューアルバムから始めた自主制作。
「Adore U」、「MANSAE」、「Pretty U」、「VERY NICE」、「BOOMBOOM」まで続々ヒット!
「 本当に今のSEVENTEENができる話、今の僕たちの雰囲気が一番よく表れた姿を、アルバムを通して見せたいです。
SEVENTEENのアルバムはいつもそうしてきましたし、次に出るアルバムはまた新しいものになると思います。その時の僕たちもまた新しくなっているでしょうから」
2021年6月、HOSHIの『Weverse Magazine』のインタビューより
SEVENTEENによる自主制作がアルバムのコンセプトになった『TEEN, AGE』
SEVENTEENの全コンテンツを作っていく「CLAP」のミュージックビデオの中のSVTプロダクションの社員のように、SEVENTEENの自主制作への欲は止まらず…
ある日、MINGYUがCARAT棒を擬人化して描いたボンボンイ。
ボンボンイはぬいぐるみとして誕生、SNSでSEVENTEENのニュースを知らせる情報通の役割から様々なMDグッズへと進化。
IDEAL CUTコンサートでは、メンバーがボンボンイのコスプレステージ(「Thinkin’ about you」)を披露し、ボンボンイはSEVENTEENの公式ならざる公式キャラクターとなる。
SEVENTEENは、デビュー3周年を記念して展示会を開催し、
ここでメンバーが自らデザインしたTシャツや、
MINGYUとTHE 8の絵を披露した。
「 歌手になって足掛け3年。たくさんのことを感じ、たくさんのチャレンジをし、またたくさんの経験を積んでいった。経験が積まれるにつれて感じるいろんな感情。いろんな感情から得た僕の成長。僕の覚えた感情と成長を唯一表現できるのは、Art、そしてPainting。見えるがままに。感じるがままに。僕を表現した作品たち。」
MINGYU
「 絵を描き始めて早くも1年になりました。まだまだ力不足ではありますが、
皆さんが僕の絵を通じて「ミョンホ」という人間にもう一歩近づけるきっかけになれたらと思います。僕の絵は僕がどんな人間か、どんなことを考え、どんな感情を覚えるか、そして僕の目に映るこの世界がどれほど美しいかを物語っているんです。
2018年5月、THE 8そしてミョンホより
SEVENTEEN IDEAL CUT - THE FINAL SCENEコンサートでは、普段から映像制作に大いに関心を持っていたWONWOOがディレクティングと編集に参加した「Holiday」のミュージックビデオが公開された。
SEUNGKWANのアイデアにより2019『GOING SEVENTEEN』でSEVENTEENは、テーマソングとオープニング映像を自ら制作する。
MINGYUは、SEVENTEENの初北米コンサートを終えた後、現地でSEVENTEENの「Snap Shoot」のミュージックビデオを自ら撮影及び編集し、公開した。
DK「MYSTERY MYSTERY」
SEUNGKWAN「BOO SEUNGKWANの前世縁分」
HOSHI「不眠ゼロ」
JUN 「SVT ESCAPE ROOM」
WONWOO「人間チェス」
JEONGHAN「四足ライダー」
THE 8「THE 8と12人の影」
VERNON「8月のクリスマス」
WOOZI「BAD CLUE」
DINO「天高く馬肥ゆ」
JOSHUA「カーニバル」
S.COUPS「GOING VS SEVENTEEN」
MINGYU「GOING」
メンバーによるアイデア会議でアイテムを決め、メンバーごとにホスト役を務め進行した2020『GOING SEVENTEEN』の「月刊SEVENTEEN」。
SEVENTEENが自主制作したマガジン『GOING』は、
メンバーがヘアからメイク、スタイリング、
撮影、インタビュー、編集まで自ら手がけ、
販売収益の一部を寄付した。
ASSISTANT - S.COUPS • DINO
EDITORIAL VIDEOGRAPHER - WONWOO
INTERVIEWER - JEONGHAN • VERNON
HAIR STYLIST - JUN • WOOZI
FASHION STYLIST - JOSHUA • THE 8
DJ - HOSHI • DK • SEUNGKWAN
『GOING SEVENTEEN』でアイテム会議や進行に続き、写真集まで自主制作したSEVENTEENは、今や広告までを狙う。
JOSHUAからのアイデアを発展させた「広告の天才SEVENTEEN」で、SEVENTEENがうまいこと広告を獲得してくる新感覚の強制広告を披露したSEVENTEEN。
数日後、SEVENTEENは本当にPP広告を獲得することになる。
そして、SEVENTEENの自主制作にファンダムの「CARAT」まで巻き込む。
「 CARATはメンバーと同じような存在だと思います。なんというか、当たり前でありながら大切で、この人たちがいてくれるからこそやっていけますし、この人たちのおかげで本当にたくさんの感情を覚えて、学んで。メンバーに対して覚える感情をCARATに対して同じく覚えます。」
2021年9月、S.COUPS
SEVENTEENの自主制作バラエティ・コンテンツ『GOING SEVENTEEN』は、SEVENTEENにとってもう一つの新たな転換点だった。『GOING SEVENTEEN』は、シーズンごとにSEVENTEENが企画会議を行い、メンバーたちが出したアイデアがコンテンツとして実現する。『GOING SEVENTEEN』の制作陣はこのような企画の背景を、「メンバーたちがコンテンツに対する意欲がとても高かったから」だと語る。また放送された企画会議以外の時でも、「時間や場所を問わず、コンテンツに関連したアイデアが浮かぶと、いつでも短い時間でも話し合おうとするので、事実上企画会議は常に行われている」と説明する。SEVENTEENは『GOING SEVENTEEN』のテーマソングとオープニング映像も制作(2019年 Ep.6-7)したり、メンバーたちがきちんと役割分担をして制作した写真集を販売(2020年 Ep.1-2)するにとどまらず、CM自主制作記(2021年 Ep.11)を通して『GOING SEVENTEEN』PPL(Product Placement、間接広告)まで成功させた。デビュー前の『SEVENTEEN TV』からスタートしたSEVENTEENの自主制作の歴史は、『GOING SEVENTEEN』に至り、これまでのアイドル・コンテンツを超えた領域にまで続いている。
そして彼らの自主制作は、今やCARATとの絆をさらに深めるきっかけとなっている。2020年11月、WOOZIの誕生日V LIVEでWOOZIは、CARATとその場で直接コミュニケーションしながら「HAPPY BIRTHDAY」の歌を完成させた。もうすぐ発売される9枚目のミニアルバム『Attacca』では、タイトル曲「Rock with you」のサウンドソースを「SVT AUDIO KIT」という名前で公開し、CARATが自由に音楽を作りながら新しいやり方でSEVENTEENの歌を理解し、楽しめるようにする、型破りなプロモーションを披露してもいる。自分たちの姿をコンテンツに余すところなく反映し、コミュニケーションを取ってきたSEVENTEEN。彼らと時間をともにしてきたCARATは、時が経つにつれSEVENTEENの歴史にともに参加する友だち、あるいはクルーのような存在になっている。SEUNGKWANはSEVENTEENとCARATの関係を「ベフ(ベストフレンド)」に例える。 「以前はいつもかっこいい姿だけを見せようとしていましたけど、今はつらく不安な感情までもWeverseで話したりしますし、壁がずいぶんなくなったように思います。ただお互いが好きだという感覚じゃなくて、本当の友だちのような関係なんです」。
SEVENTEENは6月に、8枚目のミニアルバム『Your Choice』でカムバック後わずか1日で、新型コロナウイルスの陽性者との濃厚接触により活動を中断、自宅隔離をしなければならなかった。しかし彼らは、すぐさま「SEVENTEENの賢い隔離生活」というタイトルのコンテンツ・シリーズを作り、メンバー同士でオンライン画面を通してゲームや会食をする姿を見せ、音楽番組で1位になった感想やアカペラでのアンコール・ステージも披露し、思いがけない話題を呼んだ。SEVENTEENが触れる場所は、いつもSEVENTEENのやり方により特別なものになる。デビューから再契約までいつも、どんな状況でもともに歩んできたSEVENTEENだけのチームワークが持つ力だ。 「正直言って、配慮がなければ不可能だったことが多いです」 とVERNONが言うように、13人のメンバーが10年以上の間、心を一つにして同じ道を歩むことはほとんど奇跡だ。「でも僕たちは成長期の頃に出会って、誰かを理解し配慮することを、僕たちメンバー同士、このグループの中で学びました」。THE 8は、今のメンバーたちの関係をこう説明する。 「隣にいなくてもお互いのすべてがわかるし、いつも応援してくれます。12人のメンバーが僕にとって一番大切です」。 メンバーが絶えず自ら何かをし、その過程で互いを応援しながら成長する。13人のメンバー、3つのユニットが一つのチームになる若い共同体が生きていく方式だ。現在のSEVENTEENが未来のより大きなSEVENTEENを作っていく方式。
SEVENTEEN
PLEDIS Entertainment
文. イ・イェジン
企画&編集. カン・ミョンソク
ビジュアルディレクター. チョン・ユリム
プロジェクトマネージメント. イ・イェジン
ピクセルアート. @Studio_pants
ウェブデザイン. Intermajor
映像. KOI WORKS
ウェブパブリッシング. Intermajor
- < 고잉 세븐틴 >, 세븐틴이 만든 멋진 신세계2020.10.12
- HOSHI、パフォーマンス・チームのリーダー2021.04.16
- SEVENTEEN Other Cuts2021.07.04
- SEVENTEENのパフォーマンスの営業秘密2021.09.02