Credit
文. イ・ジヨン
デザイン. チョン・ユリム
写真. fromis_9 Youtube

また誰もが各々の方法で一年を振り返る時間がやってきた。「Weverse Magazine」もファンと2022年をともにしたアーティスト、そしてそのアーティストの素敵な瞬間のために最善を尽くしたスタッフの話を振り返ってみる時間を持つ。3週にわたり、BTS、SEVENTEEN, TOMORROW X TOGETHER、ENHYPEN、fromis_9、LE SSERAFIMのスタッフたちが、一緒に仕事をしているアーティストの音楽、自主制作コンテンツ、パフォーマンスのすばらしい「MOMENT」を順に選定する。今週は6グループのオリジナル・コンテンツを振り返ってみる。5番目はfromis_9のオリジナル・コンテンツ『CHANNEL_9』の制作陣であるオリジナルコンテンツ3スタジオのチョン・ジェフンLPが語る「二十歳を迎えてオリエンテーション」編の話だ。

fromis_9の今年のオリジナル・コンテンツにおける「MOMENT」として「二十歳を迎えてオリエンテーション」編を選んだ理由
チョン・ジェフン(オリジナルコンテンツ3スタジオLP):私は今回「二十歳を迎えてオリエンテーション」編を撮影する時も、編集する時も、すべての過程が本当に幸せでした。特に今回のエピソードで個人的に一番好きだったシーンは、JI HEONさんのお酒を飲む姿を見つめるSAE ROMさんの表情が映っているシーンです。二十歳になったという理由だけで、「血の繋がりがまったくない人が誰かをあんなふうに愛おしそうに見つめることができるんだな。そんな存在を人生で持つことができるんだな」ということが感じられて、とても微笑ましくて羨ましくもありました(笑)。そしてこのエピソードが今年の『CHANNEL_9』において重要な起点でもありました。「二十歳を迎えてオリエンテーション」編以降に、メンバーそれぞれが持っている特徴を反映したコンテンツを制作したんです。それがまさに次のエピソードの「SONG HA YOUNGに勝て! 1 VS 8」編「2022 fromis_9のウサギ伝」編、最後に「JI SUNのHell’s キッチン」編までその流れが続いています。メンバー個人個人が持っている魅力と特徴を上手く盛り込むことに重点を置いて、それぞれのコンテンツを企画しました。

みんなの二十歳
チョン・ジェフン:fromis_9は一番年上が1997年生まれ、年下が2003年なので、メンバーたちの年齢差がある程度あるグループです。そして1997、1998年生まれのメンバーたちは二十歳以降にデビューしているので、ファンの方たちがそのメンバーたちの二十歳を見ていないだけに、気になるだろうとも思いましたし。それで今回の「二十歳を迎えてオリエンテーション」編を通して、ファンの方たちのそんな気になる思いを満たしたいとも思いましたし、メンバーみんなの二十歳にスポットを当てたいと思いました。同時にfromis_9が好きなファンの方たちと視聴者の皆さんも、それぞれの二十歳を振り返って考えることのできる時間を作ろうと思いましたし。二十歳は人生で最も美しい時期ですから。そんな人生の美しい時期を、fromis_9と『CHANNEL_9』がともにしたということをわかっていただけたらと思います(笑)。fromis_9と『CHANNEL_9』が多くの方たちにとって思い出の1ページになったら嬉しいです。

『CHANNEL_9』のfromis_9
チョン・ジェフン:コンテンツの撮影前、事前にメンバーたちとたくさんやり取りします。1回の撮影が終わった後、「次のアイテムをこういうもので準備しているんだけど、どうですか」と言ったら、メンバーたちがまたアイデアをくれますし。例えばNA GYUNGさんの場合は「助けて、お願い 恐怖_9」編の時、「こういうふうに扮装やお化けの配置をしたら良いと思う」とアイデアをくれましたし、JI SUNさんは「JI SUNのHell’s キッチン」編で「こういう料理をして、こういう運動をメンバーたちにさせたら良いと思う」と意見をくれたりもしました。コンテンツを作るのにメンバーたちが積極的に意見もたくさん言ってくれて、私たちは本当に恵まれた制作陣ですね(笑)。

『CHANNEL_9』を作る思い
チョン・ジェフン:コンテンツを企画する時、「何をしたらメンバーたちがおもしろいと思うか」からスタートします。ファンの方たちも、好きなアーティストが気楽に楽しむ姿を見ると嬉しいですし、メンバーたちも自分が好きなアイテムを撮影するほうがおもしろいコンテンツになったりもしますし。オリジナルコンテンツスタジオの制作方針自体が、「アーティストたちが楽しくできるアイテムを準備しよう」なんです。ですので、これからも『CHANNEL_9』を通してfromis_9が持っているさまざまな魅力をたくさんお見せしたいと思います。メンバーみんながそもそもおもしろいので、バラエティ的な仕掛けがなくても充分に自分たちの魅力を見せられると思いますし。それでいつかはメンバーたちのリアリティ・コンテンツも作ってみたいとは思っています。またちがった雰囲気のおもしろいコンテンツができると思うんです(笑)。そして「50回を迎えて『CHANNEL_9』レビュー」編の撮影が終わった時、NA GYUNGさんが私たちに、「毎回心を込めて準備してくださってありがとうございます」という言葉とともに、「私たちも『CHANNEL_9』にいつも真剣でした」と言ってくれた言葉は、今も一番記憶に残っている言葉です。いつも撮影のたびにメンバー全員が真剣に臨んでくれるのがとてもありがたいですね。

『CHANNEL_9』がfromis_9とfloverの記憶に残ることを願う思い
チョン・ジェフン:『CHANNEL_9』がメンバーたちにとって「ある1日の良い思い出」になったら嬉しいです。SAE ROMさんが「50回を迎えて『CHANNEL_9』レビュー」編の撮影が終わった後、「fromis_9の楽しかった記憶に『CHANNEL_9』がたくさん入っています」と言ってくれたことが印象深く残っています。その言葉のように、『CHANNEL_9』がfromis_9にとって幸せだった2022年の思い出の一つとして記憶に残ってほしいです。そしてfloverの皆さんには、それぞれの美しい時期をともにしてきたアーティストであり、そのアーティストのコンテンツとして記憶に残ったら嬉しいですし。もう一つ願うとしたら、ファンの皆さんにとって誇らしい、自慢できるコンテンツ『CHANNEL_9』として残ったら嬉しいです。