すべてのことに、すべての場所でストイックだ。愉快だ。思いやりがある。YEONJUNの世界だ。
メンバーたちと一緒にたくさんの時間を過ごすワールドツアーも、グループにとって良い転換点になったと思います。
YEONJUN:よりたくさんの話ができました。僕たちはもともと良かったですが、もっと良くなった部分があるとしたら、以前よりもっとお互いに率直になれたことです。かえって身近にいて、お互いたくさんの時間を過ごす仲であればあるほど、率直になるのが難しいこともあると思います。僕ももっと率直になろうとずいぶん努力しましたし、メンバーたちも本人が重要だと思ったり必要だと思う部分について、たくさん努力してくれました。それでもっと良くなることができましたね。
昨年『GQ』誌が行ったインタビューで、「僕たちはすごく良くなければいけないので、もっと努力しなければなりません」と話していました。その言葉がメンバーたちとMOAの方たちに対するYEONJUNさんの基本的な態度だとも思いました。
YEONJUN:いくら上手な人でも、もっと上手くできると思うんです。自分で足りないことをわかっていますが、それでももっと上手くできますから。もし本人の考えがある基準で止まったら終わりだと思います。そして僕は常にYEONJUNである以前に、TOMORROW X TOGETHERのYEONJUNです。今ここに来るまで、僕自身の力だけでできたことは一つもありません。事務所が手伝ってくれて、メンバーたちがいて、MOAの皆さんがいたからこそ、みんな一緒に輝けるものなので。
そんな思いがあるから、常に周りに感謝を表現するのでしょうか。一緒に仕事をする関係者の方たちが書いた寄せ書きをWeverseに共有して、『SBS人気歌謡』のMCを一緒に務めるノ・ジョンウィさん、ソ・ボムジュンさんとスタッフの方たちのために、自らおやつを準備してもいました。
YEONJUN:感謝の気持ちを持つことが本当に重要だと思っています。何かを当たり前だと感じることが本当に嫌なんです。その人たちが当たり前になった瞬間から、人としてもアーティストとしてもダメになると思います。僕たちが成長すればするほど、もらうものが増えると思いますが、それが当たり前じゃないことを忘れずにいたいです。アーティストである以前に、良い人にならなければいけないと思っているので。
「Tinnitus(Wanna be a rock)」の歌詞を見ていて、個人的に映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が思い浮かびました。もしYEONJUNさんがあの映画の設定のように、マルチバースの中の何人もの自分のうち一人を選べるとしたら、どんなYEONJUNさんを選ぶでしょうか。
YEONJUN:僕ですか? 僕はただ…、今も幸せなので、僕は(笑)。幸せなYEONJUNであればと思います。僕もみんなもそれが良いことですから(笑)。みんなが幸せで悩みがない、そんな世界の中のYEONJUNだったら嬉しいです。
その幸せなYEONJUNさんも、今の仕事をしているでしょうか。
YEONJUN:はい。
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