昨日(12月4日)、KBS『ミュージックバンク』の収録がありました。初めての音楽番組でしたが、どうでしたか。
SUNOO:姉と3歳差なんですが、幼い頃から姉と音楽番組をつけて歌ったり踊ったりして、歌手の夢を育んできました。それで、僕が音楽番組に出演することになるなんて、実感が湧かなかったんです。緊張もありましたが、ワクワクがもっと大きかったですね。
幼い頃、テレビに出ることがどんな点で魅力的に感じられましたか。
SUNOO:華やかに輝くステージで歌ったり踊ったりするのが、本当に幸せそうに見えました。わあ、僕もああなりたいな、僕もあそこに立ちたいな、と思いました。根っからそういうところに興味を持って生まれたみたいです(笑)。姉も僕と一緒に音楽番組を見ましたが、芸能人になりたがってはいなかったので。
幼い頃からずっと歌手を夢見てきたんですか。
SUNOO:はい。小学生の頃、歌が結構上手かったんです(笑)。歌を覚えるスピードも速くて、僕を音楽番組やテレビに出演させたらどうかと、母が先生にたびたび言われたそうです。でも、中学1年生の時に声変わりが始まって、歌手の夢を諦めていました。歌を歌っても前ほど楽しくもなく面白くもなかったんです。ところが、2年生の時にとある事務所からオーディションを受けてみないかと声をかけていただきました。声変わりの最中でオーディションは受からなかったんですが、その事務所から君の希望どおり、1年後にまたオーディションを受けてみたらどうかと提案していただきました。それから1年後に本当に連絡がきたんです。それをきっかけにいろんなオーディションを受けたり、あれこれトライしたりして、今に至りました。
画面の中の自分を見ていると、格別な思いがあるのでは。
SUNOO:自分は「可愛い系」だと思っていましたが、写真の中の僕は思ったより目じりも長く冷たい印象で、意外でした。画面を通して見ると、僕の知らなかったところがいろいろと感じられます。
「表情豊かな人」として有名ですね。幼い頃から表情を作る練習をたくさんされてきたんですか。
SUNOO:幼い頃から様々な音楽番組を見てきた影響かも知れません。また、感受性が豊かで、映画やドラマで泣くシーンが出てくるともらい泣きし、悲しい歌が流れるとウルウルするような子でした。友だちが泣くと、僕も一緒に気分がコロコロ変わったりして(笑)。表情には性格が反映されるものなので、自ずとそういう面が表れるのではないかと思います。
『I-LAND』で「1年前までもごく普通の生徒だった」と話していました。SUNOOさんはどんな生徒でしたか。
SUNOO:「元気はつらつ」で人前に立つのが好きなイメージでした。中学校で毎年合唱コンクールがあったんですが、普段から踊ったり歌ったりするのが好きだったので、主導的に参加しました。みんなの気を引くのが好きで、廊下で堂々と踊っていると、友だちから「ちょっと、どうしたー」って言われたりしました(笑)。中学生の頃から芸能人になる準備をすることを両親に反対されて勉強をしたんですが、中学2年生の時に数学は初めて100点を取りました。その時、問題が簡単ではあったんですが、100点を取れた人は珍しかったです(笑)!でも、やりたいことができなかったので、だんだん勉強に対する興味が失われてきました。それで、3年生の時に塾をやめて、やりたいことをやりながら過ごしました。高校生の時は、K-POPのミュージックビデオを見るのが好きだったり、ダンス部で踊ったり、友だちとお互いに髪をスタイリングしてあげたりする、ごく普通の生徒でした。
SUNOO:幼い頃から姉の髪の毛を三つ編みにしてあげたり、ヘアアイロンを自分で買ってきてスタイリングをしてあげました。美容師の夢を持っていた時もちょっとありました。母と姉が編み物や刺繍をしているのをよく見てきたので、その影響を受けたのかも知れません。幼い頃からシールを貼ったり、塗り絵、折り紙などをよくやっていて、何かを飾ることがさらに好きになりました。香りが好きなのも姉の影響です。姉が香水を買ってきてつけるのを見て、興味を持つようになりました。レモンの香りのように軽く爽やかな香りが好きです。話してみたら、元々美容に関心が高かったのかも知れません(笑)。
SUNGHOONさんはデビューショーでSUNOOさんにスタイリングしてもらった髪型に対し、リアクションが薄いように見えました(笑)。
SUNOO:(笑)僕はロングヘアやボブのスタイリングの方に慣れているからかも知れません。姉の髪はよくスタイリングしてあげましたが、いざ僕の髪はあまりしなかったんですね。中学生の頃から僕の髪のスタイリングも始めるようになりました。女友だちの中で髪の短い子がいて、その子のスタイリングをしてあげたり、男友だちの髪のスタイリングもしてあげたりして、短い髪と長い髪の両方をやってみながら、高校生の頃にたくさん学ぶことができたと思います。
『I-LAND』でSUNGHOONさんに「僕もSUNGHOONさんと仲良くなりたいです」と話していましたが、今はだいぶ仲良くなりましたか。
SUNOO:これは本当にはっきりと断言できます(笑)。本当にすごく仲良くなりました。最初は気まずかったんですが、知っていけばいくほど思ったよりよく合う部分もあり、よくいたずらもするようになりました。SUNGHOONさんがわりと僕のことを可愛いと思ってくれているようです。その度に「僕ってちょっとそうかも」って思ったりもします(笑)。
NI-KIさんは最近もSUNOOさんのベッドで寝られているんですか(笑)?
SUNOO:はい。これまで僕は一人で寝たことしかなくて、最初は一緒に寝ることが不自然でした。でも、NI-KIさんがいつも「一緒に寝るよね?」って既に確信を持って聞いてくるので(笑)、自然とずっと一緒に寝ています。逆に、今は僕が一人で寝ると、少し寂しい気がします。馴染んでしまったようです(笑)。
『I-LAND』でも周りの友だちに気を配る、面倒見のいい性格が目立ちました。
SUNOO:人が好きで、そうなのかも知れません。一人でいるよりは、人たちといるのがもっと好きで、周りへの関心も高いです。誰か元気がなかったら、何かあったのかな、とすごく心配になりますし。現実的にアドバイスはできないけれど、「えっ、どうしよう」って一緒に悲しむ、そういう友だちっているじゃないですか(笑)。僕がそうなんです。
JAYさんはSUNOOさんについて、「面倒だと思わずにてきぱきとやってくれるメンバー」とも話しました。
SUNOO:練習生の生活をしながら、マインドが変わったからではないかと思います。姉にも「本当に子供っぽかったのに、最近は本当に大人っぽくなったね」と言われました(笑)。実は、練習の初期に、練習期間が短かったので、上手くできていないとよく言われました。体調もよくなかった時期だったんですが、諦めたくはなくて、すごく悔しかったです。その度に母が「それでもあなたの好きなことだし、やりたいことだから諦めないで、後悔しないでほしい」と言ってくれて、こつこつと続けました。そしたら自然と大人っぽくなった気がします。前は、一つのことをずっと長く続けることができなかったんです。途中で飽きてやめることが多かったんですが、今はもう少し我慢してやってみよう、という前向きな気持ちや忍耐力がもう少しできたと思います。
SUNOO:もう起きてしまったことは、取り返しがつかないので。少しでもよりよい未来のために、フィードバックを受け入れて、今度は上手くやろうと考えるタイプです。前は、よく後悔していました。食べることで例えると、バイキングでたくさん食べようと思って、何も食べずに我慢したのに、いざ行ったらすぐお腹いっぱいになって後悔したりしました(笑)。でも、僕がそうする度に母に、どうしてそんなに後悔するのかと、そういうことを言うと聞く人もいやな気分になるし、自分自身にもよくないと、そう言われました。それで、そういうことは言わず、状況を受け入れるようになりました。
『I-LAND』で最初は難しがっていたワームという技をとうとうやり遂げましたし、V LIVEでも「Save ME」でボーカル代表ステージを披露した当時、実は体調不良だったと話していましたね。どうやって乗り越えられましたか。
SUNOO:最初に僕がこの夢にチャレンジした時のその思いを繰り返し思い出したら、全部やり遂げることができました。ここまで来られたのに、諦めるわけにはいかないと思いました。めげてしまったら、これまでの時間が無駄になるのはもったいないし、これ以外に僕に何ができるんだろうかとか、いろんなことが頭をよぎりました。もちろん体調は悪かったですが、自分の仕事をしなければならないという思いがとても強く、何とか全てやり遂げました。正直、やらないわけにはいかないじゃないですか。せっかくやるなら、もう少しやってみようと、そう思いました。
デビューが決まった翌日、「-note」の動画日記で「僕が何のためにこの職業を選び、続けていこうとしているか、そのマインドを心に刻み、いいアーティストになろう」と話しましたね。
SUNOO:幸せな人生のために、そういう心構えが必要だと思いました。幼い頃、僕はテレビに出てくるダンスや歌を真似していると楽しかったですし、その楽しさからこの職業を選びました。この仕事を選んだら、本当に幸せで悔いのない人生を生きることができるという思いでチャレンジを重ねました。この仕事には大変な過程も多いですが、僕の感じた幸せを思い出しながら、こつこつと続けていけば、もっと楽しく幸せに仕事ができて、長続きできるのではないかと思います。
デビュートレーラーでのワイヤー撮影にも淡々と臨む姿が印象的でした。
SUNOO:あ、実はあの時、本当に怖かったんです(笑)。思ったより僕、高いところが苦手だったんですね。ワイヤーに吊られるのも初めてでしたし。ワイヤーに吊られた状態で上がってから、手を離して前方に体を倒さなければならなかったんですけど、最初は正直、手が離せませんでした。でも、たくさんのスタッフの方々が撮影のためにいらしているわけで、僕が手を離さないと撮影が長引くじゃないですか。それで、一発でパッと終わらせよう、という思いでやってみたら、幸いうまくいきました。ワイヤーに吊られるのも、実は誰にでもよく与えられるような機会ではないんですよね。そう考えると、もっと頑張らなきゃと思えました。
今回のデビューアルバムを準備する過程で、記憶に残ることがありましたか。
SUNOO:「Given-Taken」で「その光は僕を燃やした」と僕が歌う部分に、SUNGHOONさんとJUNGWONさんと一緒に動きを合わせて踊る振付があります。最初は僕がセンターではありませんでした。最初、メンバーと様々なポジションを試してみてから、最終的にパートを決めるので。最終確認までいただいてから、三人で振付を合わせてみたんですが、それぞれ力や体のラインが違って、動きを合わせることさえも大変でした。また、SUNGHOONさんとJUNGWONさんは僕より練習期間が長いので、僕が足りないところを埋めなければならなかったんです。最初は大変でしたが、その分もっと頑張って、練習に練習を重ねて上手く踊れました。
そのパートでSUNOOさんの低音が魅力的です。
SUNOO:HEESEUNGさんが静かにスタートを切ってくれる感じだとすると、その次の僕のパートは、雰囲気が転換するポイントを表現するのが重要でした。プロデューサーの先生も強いインパクトがなければならないと強調されました。それで、普段の穏やかな感じを捨てて、できるだけ強くレコーディングしたら、今の低音になりました(笑)。「Flicker」や「10 months」のような曲は、わりとレコーディングがスムーズに進みましたが、他の曲はディテールがしっかりしていて、その感じを出せるまでたくさんの練習が必要でした。
SUNOO:目の前にENGENEの皆さんがいるようで感激しました。ファンの方々にこのような愛をいただけるようになるまで頑張った甲斐があったとも思いましたし、これまでの時間が走馬灯のようにサッと過ぎて、涙がでました。本当にありがたかったですし、直接お会いしたい気持ちがさらに大きくなりました。幼い頃、合唱コンクールやダンス部で人々の前でステージに立った時に胸が熱くなるその感覚を覚えているので。嬉しかった分だけ、ファンの皆さんに直接会えない寂しさを感じました。
ファンの皆さんに直接会えたら、一番先に何をしたいと思いますか。
SUNOO:どうやって僕に関心を持つようになったかとか、どうやって好きになったかとか、そういうことを聞いてみたいです(笑)。
V LIVEでもSUNOOさんは、ファンの反応をよく調べて、頻繁にリアクションをされるタイプですが、記憶に残るファンの反応やコメントがありましたか。
SUNOO:『I-LAND』で、あるファンの方にいただいた手書きの手紙が記憶に残っています。「SUNOOがつらいと表現はしないけど、つらかっただろうなと何度も思ってしまう。無理して明るく振る舞おうとしなくていいから、ただSUNOOのやりたいことをやって幸せになってほしい」という内容だったと覚えています。その手紙を読んで、僕に関心を持って僕を思ってくださっている方々は、僕のことを全部分かってくれているんだ、ということを感じて、本当に感謝しました。
SUNOOさんにとって、ステージとは何ですか。
SUNOO:いつも立ってみたいと思い、求めていた場所。ステージに立つ度に、本当に幸せだなと思っています。ああ、どう表現したらいいんでしょうか。デビューショーで「Let Me In(20 CUBE)」のステージでも体にエンドルフィンが満ちてくるような気がしました。率直に言うと、本当に最高なのは、ステージに立ってファンの方々の歓声も聞けることだと思います。でも、最近はこのご時世ですので…。
ステージそのものが、SUNOOさんにとっては本当に大切なものなんですね。
SUNOO:はい。
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