1. ツアースケジュール
2. セットリスト
オム・ヘジョンLPは「人が他人を記憶するとき、視覚的な要素も大事ですが、香りでよく記憶しますよね。TOMORROW X TOGETHERの公演も香りで記憶してもらいたいと思いました」と、今回のツアーで香りによる空間演出を活用した理由を説明した。香りが噴射されたステージは「Blue Hour」と「Farewell, Neverland」の2曲で、オム・ヘジョンLPによると「Blue Hour」の香りは、歌詞の中の「オレンジ色の魔法」に合うオレンジの香りに、オーケストラバージョンの編曲と共に王子衣装を着て登場する「王子様」のようなメンバーのクラシックな雰囲気を生かそうとフローラルな香りを加味した「オレンジ・ブロッサムの香り」に制作した。一方の「Farewell, Neverland」の香りには、難破船に座って始めるステージ構成を反映するために、水を含んでいる舟からしそうなウッドの香りと早朝の海に来ているような感じを込めるようにした。「しかしまだ少年なので、あまり大人な香りよりは、清涼感がほしいと思いました」と言い足した彼女の話は、今回の香りによる空間演出でどれだけ具体的なイメージを具現化しようとしたのかがわかる部分だ。TAEHYUNは「Farewell, Neverland」の香りについて、「海に旅立つために森から出てきたTOMORROW X TOGETHERの体に染み込んでいる匂いのような気もした」とし、曲のイメージをうまく表した香りに対して満足感を示した。このような香りによる空間演出は、公演会場内だけに限定されないという点で、さらに意義がある。「香りというものは記憶の中でだんだん薄れていくんですよね。その薄れていく過程まで含めて『Sweet Mirage(甘い蜃気楼)』を表現するようにしました」。オム・ヘジョンLPの説明のように、コンサート会場を後にした観客が「徐々に薄れていく残香と共にコンサートを懐かしむ瞬間」まで含め、「ACT : SWEET MIRAGE」が完成される。
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