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文. チェ・ソンジェ
写真. Billlieofficial Twitter

BilllieのメンバーSUAは、#カシャというハッシュタグをつけて、自分が撮った写真をBilllieのファンダムBelllie’veと共有している。これという一つの趣味を決められなかった彼女が、写真を撮ることにはまり、カメラについてもっと研究してみたいという気持ちを持つようにさせたレンズの中の世界とは、どんなものだったのだろうか。自身の日常が記録される職業を持つSUAが、日常を記録する人になって変わった人生について語った。

  • ©️ Billlieofficial Twitter
カメラにはまる
SUA:私はもともとカメラに関心があるほうではなかったんですが、スマホでメンバーたちの写真を撮っているうちに、もう少し意欲が湧いてきました。写真を撮るのが好きなこともあって、「カメラを買ってちょっと撮ってみようか」と思いました。そして「カメラで何か撮ってみよう」と思って、自分で撮影してみたんですけど、感じがちがうんです。そうするうちにもっとカメラに興味が湧いてきました。

フィルムカメラの魅力
SUA:私は色補正した写真よりは、写真そのものの色味が好きです。自然な感じが好きなんですが、フィルムはまたフィルムだけが出せる感じがあって、同じものをもう一度撮ることができないじゃないですか。ですので好きです。フィルムカメラで撮った時、そしてフィルムを現像した時、その日の感じをまた思い出せます。プリントするまではどんな写真なのかわかりませんし、上手く撮れなかったとしてもどういうふうに出てくるかわからないので気になったりもしますし。フィルムごとに感じと色味がちがうじゃないですか。そういうことを感じるのもとても好きなので、フィルムカメラが好きです。

兄MOON BINがプレゼントしたSUAの新たな「一生もののアイテム」
SUA:写真にとても関心があるので、カメラを探すようになりました。「どんなカメラを買ったら良いかな」と考えていて、カメラの種類がとても多いんですが、フィルムカメラの感じが出るものがとても買いたかったんです。今使っているカメラがすごく手軽で、持ち歩くのにちょうど良くて。まさに私が欲しいカメラでした! このカメラはシミュレーションもできて、そのシミュレーションに私が望む感じももっと加えることもできて、色味も自分でもっと設定することもできるので、「わあ、まさにこれだ!」と思って買いました。そしてFUJIFILMの青い色味がとても好きなんです。このカメラは本当に私の「一生もののアイテム」。「これは一生使える」という思いで、このカメラ一つだけあれば、何でも全部できるようになりました。ですので、とても幸せです。
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SUAのB-Side
SUA:私が撮る写真は、Billlieのムン・スアというよりは人間ムン・スアの視線で撮った、誰でも見ることができて、感情を共感できる写真という言葉がぴったりです。私は写真を撮る時、その刹那の瞬間を切り取りたいということしか考えません。慎重に写真を撮るというよりは、「すごくきれい」、「これを逃したくない」という思いで撮ります。メンバーたちがとてもきれいで、メンバーだけでなく私の周りにいる大切な人たちとともに過ごす今この時間、その風景を忘れたくないので、写真に残します。目で見るだけではとてももったいない時があるじゃないですか。後でその時間を振り返った時、日記でも充分に「ああ、そうだ。あの時こうだった」と思うことはできますが、写真で見たら一番よく残ると思うんです。写真は私にとってB-Sideのような意味を持っていますね。

行ってみたい国、フランス
SUA:私はカメラで街のスナップを残すのがとても好きです。昔一度アメリカ旅行に行ったんですが、街を適当に撮ってもとても素敵でした。それで「あらゆる国で街を撮ってみたい」とその時から思うようになりました。フランスに行ったら街のあちこちを写真で残したいです。そして「エッフェル塔をぜひ見てみたい」という夢があります! ぜひメンバーたちと一緒に見たいですし。個人的にエッフェル塔がとても好きなんですが、その理由は、本を読んでいて「エッフェル塔効果」という意味を知ったんです。エッフェル塔はまっすぐにその場所にあるだけだったんですが、時間が経って、エッフェル塔を建てることに反対していた人たちに、「とても誇らしい。そうだ、フランスの誇らしいランドマークだ」と思うようにさせたということが、私の心にとても強く響きました。ですので、ぜひエッフェル塔を見たいですし、メンバーたちと一緒に写真を撮りたいという思いがもっと強くなりました。

一番好きな被写体
SUA:私はメンバーたちの自然な姿を撮るのが好きです。そしてメンバー6人がいる時、気づかれないようにカメラを手に取って、6人の姿を収めるのが一番好きですね。メンバーたちを撮ること自体が私は幸せです。それと私は空がとても好きなんです。いつも秋がとても短いので、秋の空の写真があまりなかったんですが、今年の秋はひときわ長かったんです。秋の空も色味と感じが毎日ちがいます。秋の空は高くて青いじゃないですか。それを今回初めて感じました。ですのでとても幸せでしたね。私の写真を見る人たちも、私がカメラを通して見るように、穏やかさと幸せを一緒に感じてくれたら嬉しいです。
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メンバーたちに向ける温かい視線
SUA:私はカメラでメンバーたちを観察して、写真を撮りながら愛情を込めます。メンバーたちといる時、特に一緒に撮った写真や昔の写真を見ると、ぐっとくるという話をよくします。そうするとメンバーたちは「また泣くの?」、「SUAさん、また泣くんですか」という反応が多いです(笑)。メンバーごとに写真を撮られるタイプがちがうんですが、まずTSUKIさんとSHEONさんは撮られるのがすごく好きで、私もモデルを撮っている感じで撮影します。二人ともポーズもすごく上手くて、撮った時、「私は写真を撮っている」という感じがして、何か「こういうふうにもっとやって」と言わなくても大丈夫です(笑)。SIYOONさんとHARUNAさんの場合は、末っ子メンバーなので、笑いながら撮ります。「こっち見て〜」とか「こういうポーズ、こういうポーズ、一度笑ってみてくれない?」と言いながら、妹とデートする感じで撮ります。SUHYEONさんとHARAMさんは私と歳が近いので、気楽な間柄です。ですので、もっと自然に写真が撮れるんですが、時々私がこっそりカメラを持つと、カメラを構えたのに気づいて、自然に行動していた途中で、ポーズを取ったりします。そういう時「ちがう、今やっていたことをやって」と、ちょっとそんなふうになるタイプです。

1周年、そして初のコンサート
SUA:今でもデビューして1年経ったというのが信じられないですし、とても感謝してます。初めてのコンサートの日、ものすごくたくさん泣いたことを覚えています。メンバーたちと一緒にいると「ぐっとくる」という言葉をすごくたくさん言うとお話ししましたが、今回メンバーたちとみんなで一緒に撮った写真を整理しながら、またぐっときました。1年が過ぎて、こうしてまた一緒に成長した姿をみるととても不思議ですし、これからまた2周年になって、3周年になって、日々成長した瞬間を写真に収めることを考えると、またぐっときます。こうしてまた成長できたことは、「たくさんの方たちが応援してくださるおかげじゃないか」とも思いました。初めてのコンサートはとても大切な時間でした。そしてメンバーたちには、1周年おめでとうととても言いたいですし、今年もすごく忙しく過ごしたんですが、一緒にいてくれてとても幸せだったと伝えたいです。「今年もとても頑張ったし、来年もよろしく!」と言いたいですね。
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カメラに出合う前と後
SUA:私は趣味がこれと言って決まったものがありませんでした。飽きっぽい性格だったんですが、写真を撮ることはずっと続けてきました。初めはスマホで撮っていたんですが、もうちょっと発展して、カメラで撮るようになりました。今の趣味はカメラで写真を撮ることですが、カメラでまたどんなものに発展できるか気になりますし、カメラで何かをやってみたいとすごく思っているんです。今は物やメンバーたちを限定的に撮影していますが、最近シンガポールに行ってさまざまな被写体を撮ってみたら、もっと意欲が湧きました。いろいろな国に行ってさまざまな街やさまざまな被写体を撮ってみたいと思いました。趣味に対して新たな意欲が湧いたということが、ずいぶん変わったと思います。

幸せを記録する人
SUA:私は日常が記録される仕事をしていて、写真を撮られる立場です。写真を撮られる立場ではなく、撮る立場になってみたら、「写真を撮る時の感じを、見る人の立場でも同じように感じられるんだな」ということが初めてわかりました。私がメンバーたちを撮る時、主に「幸せだ」と感じながら撮るんですが、実際に私がメンバーを撮った写真を見て、ファンの方たちが「SUAがメンバーを撮る時、幸せなんだな」というのが、写真から感じられるとおっしゃっていました。私はただ本当に幸せでメンバーたちを撮ったんですけど、写真からも感じられると言うので、とても不思議でした。

写真を1枚だけ残せるとしたら
SUA:ええと1枚は…、2枚挙げてもいいですか(笑)。1枚は私が幸せそうに笑っている写真。それは他の方が撮ってくれた時ですよね。もう1枚は私の視点で私の家族と大切な人たちが幸せそうに笑っている写真。とにかく自然な写真が好きなのでそうなりました。一瞬ぱっと笑っている写真てあるじゃないですか。そんな写真を残したいです。