TOMORROW X TOGETHERの今年のオリジナル・コンテンツにおける「MOMENT」として「TXTパジャマジャマ」編を選んだ理由

イ・ユジン（オリジナルコンテンツ4スタジオLP）：制作する立場としてはすべてのアイテム一つ一つが全部大切で記憶に残っているので、「今年のエピソード」と聞かれると、答えるのがとても難しいです（笑）。最近のエピソードを中心に話すなら、初めてYouTubeの人気急上昇動画に入った「HYBEの無法者たち」編、とにかく「王子様の服を着せたい！」という思いからスタートしましたが、コンセプトを考えるうちにもっと楽しくなった「現実でアイドルの僕が異世界の王子様!?」編、初めて街頭でロケ撮影を行った「ミッション・トゥパッシブル」編など、挙げようとすれば切りがないですね（笑）。それで私の個人的な意見よりは、「視聴してくださる方たちがたくさんの関心を寄せてくださったエピソードを選ぼう」と思い、YouTube人気急上昇動画1位になった「TXTパジャマジャマ」編を「今年のエピソード」として選定しました。

右肩上がりの成長番組『TO DO』

イ・ユジン：「TXTパジャマジャマ」編がアップされた翌日、制作陣のグループチャットで一人が「実話」という言葉とともにスクリーンショットを載せて、1位のニュースを知りました。当時「オーマイム オーマイム 大混沌 大混沌」編のリリースの準備と「HUENINGKAIのやりたい放題」編を編集中だった時なので、忙しくてお互いに「お疲れ様」、「頑張った」などのちょっとした挨拶だけを交わして、またやっていた仕事を続けたのを思い出します。実は制作陣全員が極度に内向的な人間で、大げさに騒いだりしない性格なので、私も当時特に何も言わず静かに過ごしたんです。でもこうして細かく覚えているのを見ると、かなり嬉しかったんだと思いますね（笑）。他のチーム員たちも、表面上はそれほどの素振りは見せませんでしたが、おそらく私と同じ気持ちではなかったでしょうか。そして「HYBEの無法者たち」編以降人気急上昇動画にもよく入っていて、入るたびに順位もだんだん上がるので、スタッフ同士で「私たちの番組が右肩上がりに成長している」と話したりもしましたし。でも「人気」というワードはまだちょっと大げさに感じられて、ファンダム内の関心度が高まった部分は体感しています。より一層頑張りたいと思います。たくさん観てください。家族にも教えてあげてください。友だちにも伝えてください（笑）。

『TO DO』を作る思い

イ・ユジン：『TO DO』は「Good Boy Gone Bad」の活動以降視聴者の流入が増えてもいましたし、編集スタイルが変わったこともコンテンツの人気要因にある程度影響があるのではないかと思います。既存の放送式のバラエティ編集を捨て、主な視聴者層の嗜好を考慮して、速いテンポで進行しているんです。そして状況を説明する字幕は止めて、メンバーたちの話し方や自分たちだけのインサイドジョークが上手く盛り込まれるように反映していますし。CGもさまざまなやり方で活用して、BGMを映像の内容と連携するなど、『TO DO』だけのやり方で新しいことをこなせるよう努力しています。そういう部分をMOAの方たちもわかってくださって、楽しく観てくださっているように思います。メンバーたちがWeverse LIVEで番組についてよく話題にしているのも、ファンダム内の関心度が高まった理由の一つだと思いますし。ありがとうございます。TXT、サンキュー！

TOMORROW X TOGETHERのバラエティ感覚

イ・ユジン：序盤のエピソードと比べて一番変わったと感じるのは、メンバーたちがスタッフたちやカメラに慣れたという点だと思います。「バラエティ感覚が身についた」ということをずいぶん言ってくださるんですが、メンバーたちが撮影に臨む時にぎこちなさを感じないので、視聴している方たちも以前と比べてもっと楽に観られると思いますし。そういう部分を、バラエティ感覚が身についたと思うのではないでしょうか。私は『TO DO』の初期シーズンをともにしたスタッフではありませんが、今はメインPDになった立場として、以前もメンバーたちをおもしろくないと思ったこともないどころか、特に『TO DO』のEP.5は本当に大爆笑しながら編集した記憶があるんです。

『TO DO』がTOMORROW X TOGETHERとMOAの記憶に残ることを願う思い

イ・ユジン：エピソードが一本一本アップされるたびに、プレゼントを渡す感じです。受け取る人がどう思うかとドキドキしながらも、気に入らなかったらどうしようと緊張したりもしますし。視聴してくださるすべての方たちが、嬉しいプレゼントとして記憶してくれたら良いですね。そして『TO DO』が、一般の視聴者の方たちにはTOMORROW X TOGETHERを知っていくことのできるルートであり、MOAの方たちにはTOMORROW X TOGETHERをもっと好きになれるようにする役割を果たせたら、これ以上のことはありません。これからもっとさまざまなコンセプトと斬新なアイテムをお見せする予定ですし、来年の『TO DO』の詳細な計画は営業秘密なので内緒にしておきます（笑）。