HWANG MIN HYUNの生活

FEATURE

HWANG MIN HYUNの生活

HWANG MIN HYUNの日常、趣味、そして仕事を通して築いていく自分の人生

2023.03.27

Credit

文. イ・ジヨン

写真. PLEDIS Entertainment

デビュー12年目。HWANG MIN HYUNはグループのメンバーとして、俳優として、そして最近1stミニアルバム『Truth or Lie』でデビューしたソロアーティストとして、さまざまな仕事を経験してきた。また写真や香水、Vlogを作ることなど、趣味も多様だ。だが彼がそのすべてのことを経験するやり方は、常に終始一貫している。地道に、まじめに、そして激しく。いつも、どこでもHWANG MIN HYUNらしい結果を出していく彼の生き方についての話。

MIN HYUNのルーティン

HWANG MIN HYUNの日常は、健全なルーティンで満たされている。2019年MBC『シングル男のハッピーライフ』でMIN HYUNは、自らが決めた規則をもとに、ベッド、冷蔵庫の中の食べ物、陳列棚や化粧台のものを整理整頓して、家の中のあちこちをきれいに掃除していた。当時MIN HYUNが使っていた掃除道具は「MIN HYUNアイテム」と呼ばれるほど話題を集めたが、2年後の2021年彼の個人Vlogの洗いものをする場面で、「洗いもの水はね防止用プレート」が再び「MIN HYUNアイテム」になったりもした。またMIN HYUNは、食前と食後にサプリをしっかりと飲んで、前日食べ過ぎたと思う時は翌日サラダを食べ、徹底してメニューを調節するルーティンを守る。時には「夜食モッパン」というタイトルで、夜食というには多少馴染みのないメニューの鶏の胸肉やミニトマトを持ってきたりもしながら。MIN HYUNが「食べたいものを全部食べて暮らそうと思うなら、アイドルをやっていたらダメですよね。いつも管理をしていればこそ、重要な仕事が急に入ってきても、慌てずに『僕はいつも準備ができている』という気持ちで対処できるんです」と話すのは、徹底したルーティンの理由でもあるだろう。単純にきれい好きだったり健康に気を使うこと以上に、彼がアイドルという自分の職業について、どんな姿勢で臨んでいるのかを垣間見ることができる部分。

MIN HYUNの趣味

MIN HYUNの写真好きは彼のファンダムHwangdoにはよく知られている。彼はLIVEを通してファンたちとカメラ相談の時間を設けて話をし、「スマホで上手く撮れないものを、もっと上手く撮りたいです」と悩んだ末、カメラを購入した。その後「きれいな風景を見ると、『きれいに撮って見せてあげなきゃ』という気持ちで」カメラを持ち、彼の視線が収められたものを写真で絶えず記録している。「普段僕がどんなものに関心があって、どんなものを見た時幸せを感じるのかを、Hwangdoの方たちと一緒に共有したら楽しそうだという思い」は、SNSの写真アカウント@optimus_sisun開設に繋がっており、MIN HYUNは日常、旅行先、ドラマのロケ地など、さまざまな所で撮影した写真をファンたちに共有している。小さな関心から始まった趣味をまじめに掘り下げるMIN HYUNの性格は、もう一つの趣味である香水を楽しむ時も同様だ。彼は昨年11月のWeverse LIVEを通して、冬にはどんな香りの香水が良く、最近どんな香りを主に使用しているかなどの話をして、季節ごとに合わせた香水を紹介してもいる。単に香水のブランドや種類を紹介するだけではない。香水の愛好家らしく、2～3種類ほどの香水を好みによって重ねづけして使う活用法や、「コロンシャワー」のように香水を効率的に振りかけるコツについても共有する。さらに「自分の好みに合っていなければいけないし、合わない香水をつけると頭がくらくらするので、売り場に行って香りを試したりつけてみてから買うことをおすすめします」と言うほど、自分の好みを強要しない細やかな心遣いまで備えている。

MIN HYUNの演技

MIN HYUNは2020年の初のドラマ主演作『恋はオン♡エアー中！〜Live On〜』をスタートに、2022年の『還魂』、『還魂パート2』まで、俳優としても活動中だ。MIN HYUNは撮影を控えて心配になる部分があると、現場に早めに着いて、アクションチームと段取りを確認し、待機時間にも合間を見つけてリハーサルを何度もするなど、常に準備に万全を期す。『還魂』シリーズで、彼の演技力だけでなく、「二刀流」を活用したアクションまでが話題になった理由だろう。MIN HYUNは挑戦してみたいジャンルにアクションを挙げており、「いつかはアクション映画を撮るかもしれないので」、今から勘を掴んでおくためにボクシングを習うことまで考えてもいる。また『還魂』と『還魂パート2』の撮影の間のブランクがひと月しかなかったにもかかわらず、短期間で体重を減量している。そのような変化について彼は、「苦しむ演技が以前も何度もあったんですが、僕が自分で考えてもあまりに上手くできていなかったんです。それでプライドがとても傷ついて、練習をものすごくしました。『還魂パート2』では苦しむことが多くて、重要なシーンがたくさんあるので、『このままではダメだ。僕が上達しないとダメだ』と思って一生懸命頑張りました」と話してもいる。彼の演技は、新たな分野に対するまじめで徹底した準備により、少しずつ獲得していった結果だ。

MIN HYUNの歌

MIN HYUNは1stミニアルバム『Truth or Lie』を発表した。「HWANG MIN HYUNは『こんな音楽もできるんだな』ということを知ってもらえたらという思い」だったと話す。ソロデビュー前までの、韓国内初のソロ曲「Universe」から「EARPHONE（MINHYUN SOLO）」、MIN HYUNが普段から好きな曲であり、カバー曲として披露した「Your Ocean」と『還魂パート2』のOSTに参加した「Tree（Just Watching You 2）」など、彼が歌った叙情的な曲を考えると、華やかなパフォーマンスを見せる『Truth or Lie』のタイトル曲「Hidden Side」は、歌のタイトル通りに、ソロとしては彼がまだ見せていなかった隠された面だと言える。それは彼が「新たに出発するだけに、新人の頃の気持ちで準備」しているというほど覚悟を決めた結果で、彼は1年前からボーカル・レッスンを再開するぐらい、新たな姿を見せるためにたくさんの努力を注いでいる。「Hidden Side」での強烈な雰囲気はもちろん、「Honest」の澄んだ清らかな美声を同時に提供できるのは、そのような長い準備の結果だ。既にデビュー12年目だが、彼は依然として変化を望み、変化の瞬間のために長い間努力する。「ずっと活動を続ける中で聴かせたい音楽」についての質問にMIN HYUNが答えた、「僕だけの色と感性が込められた音楽」ができる方法だろう。

MIN HYUNの記録

MIN HYUNは、自身のそのすべての人生の努力と準備、そして趣味を記録として残す。ドラマの撮影で忙しい中でも自撮りで映像を撮影して、普段からファンが気になっていた撮影前日のルーティン、台本を読んで練習したり、休んでいる姿などを「ソ・ユル日誌」に記録している。それだけでなく、個人的な休暇のために出かけた旅行先でまで、時間があるごとに映像を撮影しており、それは6本分の「HWANGlog - アイスランド」編に残っている。当時MIN HYUNは、「Hwangdoの皆さんは、休暇に行ったのに無理しなくてもいいと言いましたけど、僕は無理したわけではありません。アイスランド旅行が『死ぬまでにしたいこと』の一つでしたし、Hwangdoの皆さんもそれを切に願ってくれていたので、どうしても共有したい気持ち」で撮っただけだと語る。彼の「共有したい気持ち」は、Vlogに挿入される字幕、手書きの文字、絵など、小さい部分一つ一つまでにも心を込めることに繋がっている。彼は常に変わらず、自分の日常を振り返り、何であれまじめに準備して最善の結果を得ようとする。そしてそれを自分の記録に残す。彼が歌手であり、俳優として生きてきたこの11年、そして自分の人生をHwangdoと共有するこの11年は、彼のそんな生き方が築いた結果だ。