*この記事にはドラマのネタバレが含まれています。
『くもりときどきミートボール』、『レゴⓇムービー』シリーズ、『ミッチェル家とマシンの反乱』、『スパイダーマン:スパイダーバース』。これらの映画にはどんな共通点があるだろうか。非日常的な題材と大衆的な笑いのセンス、次のシーンを予測するのがなかなか難しいストーリー展開、世の中を楽観視しながらも、ただ善良にばかり流れていくわけではない結末まで。感情のレイヤーを複合的に織り込んだこれらの作品は、童話のように愉快で、現実のようにダイナミックだ。そしてその中心にはフィル・ロードとクリストファー・ミラー監督がいる。長年にわたりいくつもの作品を経て呼吸を合わせてきた監督デュオは、個性あふれる独自のカラーでフィルモグラフィを築いてきた。特に昔から伝わるレシピのように、ユーモアに哀しみと苦しみを適切な割合で混ぜ合わせる技量は、笑いを分解してみた者だけが知り得る高次元のテクニックのようだ。
では、二人の監督はついに頂点を極めたのだろうか。笑いがすなわち哀しみであり、哀しみがまた笑いのように描かれる『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は、コンビ監督の強みを余すところなく集めたかのように、流麗に展開していく。実際に多くの記録がそれを証明している。北米公開初週に『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は約8,058万ドル(約1,217億ウォン)の興行収入を記録し、興行成績1位となった。シリーズやユニバースものではない映画としては8,000万ドル(約1,191億6,000万ウォン)以上のオープニング興行収入を突破し、2023年に公開された『オッペンハイマー』以降2番目の記録を達成した。これは俳優ライアン・ゴズリングとフィル・ロード、クリストファー・ミラー監督のフィルモグラフィ史上最高のオープニング記録であり、Amazon MGMスタジオにとっても最高の興行成績となった。
もちろん、小説家アンディ・ウィアーの原作小説がそもそも世界的に大人気だったため、興行を安易に予測する人もいるが、だからといって、すべての小説を原作とした映画が読者と観客から大歓迎されるわけではない。まして『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は科学理論に基づいたSF小説なだけに、科学的な部分が大量に削られたことから、原作ファンの失望を招くことは避けられなかった。だとすると、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の何がこの映画的転換を歓迎させたのだろうか。何が感情的な高揚や没入感、余韻を生み出しているのだろうか。それはおそらく丸みを帯びてキャラクタライズされたアニメーションの文法を長年にわたり経験してきた二人の監督の化学反応によるものだろう。

ストラットが歌を歌った理由
太陽が光を失い始めた。『プロジェクト・ヘイル・メアリー』はこの危機的状況から始まる。ある日、太陽から奇妙な形の赤外線光線が金星へ飛ぶ現象が捉えられた。人類は新たな宇宙生命体を期待したが、真実は衝撃的だった。むしろその光線(ペトロヴァ・ライン)が太陽を蝕んでおり、それが強まれば強まるほど太陽の光が弱まるという結論に至ったのだ。このまま気温が下がり続ければ、地球は氷河期を迎えるだろう。氷河期が来る前に人類の半数は食料不足で死亡するだろう。原因はアストロファージ。その未知の細胞は恒星の周囲に生息し、光を吸収して、周囲8光年以内の星を感染させていた。ところが、11.9光年離れたタウ星系だけが依然として明るく輝いていた。なぜそこはアストロファージの脅威にも無事でいられるのか。地球にはなく、そこにはあるものは何なのか。絶望的な状況の試合終了直前、最後の逆転を狙って何でもやってみようという賭けのような作戦「ヘイル・メアリー」のように、人類は切実な思いでプロジェクト・ヘイル・メアリーに着手することになる。宇宙船に乗る人員はたった三人。パイロット、エンジニア、そして科学者グレース(ライアン・ゴズリング)だ。
昏睡状態から目覚めることなく死を迎えた他の二人の同僚とは異なり、果てしなく広い宇宙で一人目を覚ましたグレースの孤独な死闘は、逆説的に地球での縁によって支えられている。彼が故郷の地でどのような経験をし、どのような人と出会ったかにより、現在の旅路はより心地の良いものに見えたりも、より孤独に見えたりもするからだ。まず、エヴァ・ストラット(ザンドラ・ヒュラー)。元欧州宇宙機関長官で、今回のプロジェクトの責任者となった彼女は、原作小説では冷徹で冷淡なリーダーとして描かれている一方、映画では人間的な面がより強調されている。全世界の当局が見守る中、アストロファージの構成要素を把握するために実験を行っていたグレースは、それが一種の細胞であるという事実を発見する。そしてザンドラ・ヒュラーの力強くハスキーな声で再現される歓声。「みんな起きて! 細胞よ!(Wake up! It’s a cell!)」。続いて、彼女に倣って機械のように拍手する各国の官僚たち。映画の中のストラットは非常に拍手を好む。アストロファージが細胞だという事実を発見した時も、全世界の科学者が集まった会議でグレースを紹介する時も、彼女は欠かさず拍手を促す(しかも会議室のシーンでは、欲張ってグランデサイズのコーヒー2杯を持っていたために手が動かせない状況だったにもかかわらず)。小説が知らない人物を想像するものであるなら、すでに知っている俳優の顔で出会う映画は、その親しみのある姿が張力として作用するほかない。したがって、アニメーションのようにかわいく(一種の萌え化)された姿が化学反応を起こすということを、二人の監督は本能的に、経験的に知っているのだ。
ただ拍手だけがストラットのすべてを語るわけではないが、連続性のあるキーポイントを通して、冷徹さ以外に「本来の人間的な」面が加わることもある。ひと言で言えば、丸みを帯びるのだ。地球を救うために温暖化を招き、南極の氷河を爆破していた冷血漢は、映画の中で陽気な拍手に拘ったり、コーヒーを欲張ったりしているうちに、いつの間にか理解したくなる一人の人間へと生まれ変わる。その変化が頂点に達するのが、原作にはなかったカラオケのシーンだ。ハリー・スタイルズの「Sign of the Times」を完璧に熱唱するストラットの姿は、冷徹さとはかけ離れた、「キャラクター崩壊」のようだという原作ファンの残念な評価を受けることもあるが、むしろそれほどにも温和な姿を見せていた人物から裏切られた時、私たちははるかに露骨で直接的な衝撃を受けるかもしれない。何より、地球を救うために地球を破壊していたストラットの矛盾した選択が映画では省略されている状況であれば、よりその温度の落差だけが劇的な逆転を引き起こすことができる。

より丸く、立体的に
グレースとロッキーの友情が続かなければならない、あるいは続くことを祈ってしまう理由は、結局私たち全員がグレースの無念さと孤独を目撃したからだ。その一方の軸をストラットが広げたとしたら、もう一方の軸はカール(ライオネル・ボイス)が担っている。原作にはカールは登場しない。グレースが比較的親しくしていた軍人のスティーブがおそらくカールの原型だろう。映画の序盤でアストロファージを研究していた時、グレースはカールと急激に親しくなり、無線機でよくおしゃべりを交わす。実験のために法人カードの使用の可否を尋ねた時も、最終的な許可をもらえたのは、カールが優しかったからではなく、グレースが無線機に向かってあえて長いため息をついたからだ(グレイスは本当にけちだ)。グレースは内向的なオタクだが、カールとは仲が良かった。二人はスーパーでアルミホイルを買い、ボウリングをし、おやつに食べるスキットルズもたくさん買う。さらには法人カードでサングラスまで購入する。宇宙船で記憶を辿っていたグレースが、黒板に「カール(おぼろげに)」と書いたことだけを見ても、多くの人の中でカールが特別な同僚だったことがわかる。
しかし、すべてが一気に崩れ去る。宇宙船への登場を拒否するためにグレースは逃げ出すが、すぐに取り押さえられてしまう。その時、遠くから登場するカール。カメラは彼を正面ではなく90度回転させた状態で、横から斜めに映す。すべてが崩壊した。友情、信頼、記憶、ともに過ごした時間まで。めまいを誘うような構図は、おそらくグレースの心情だったのだろう。計23人の乗組員が一緒だったが、今は一人だけ残ったというロッキーが、グレースに尋ねる。何人の乗組員がいたのかと。グレースは答える。もう二人いたと。しかし、グレースが実際失ったのは二人だけではない。その宇宙船に乗るために自分を非情に見捨てたストラットとカールまで、合わせて4人の仲間を失ったのだ。

自身の故郷を離れ、移民になることを選んだ者は、もはや後ろを振り返らない。スクリーンルームで地球の四季を懐かしんでいた者が、ひたすら霧ばかりが存在する場所に留まる時、私たちは奇妙なことにハッピーエンドを体感する。種族やアイデンティティ、言語を超えた二人の友人の友情が眩しいほどに尊く感じられるのは、結局地球でグレースが出会わなければならなかった、「丸みを帯びた」立体的な人物たちが、影のように対比を成しているからだ。つまり、ユーモアと悲哀を同じ場所に配置し、かわいくて人間味のあるキャラクタライゼーションを完成させることで、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』は安定した映画の文法を取り戻す。そして、それらはすべて、アニメーションの基本技術として長年にわたり発展させてきたフィル・ロードとクリストファー・ミラー監督だからこそ可能なことだった。
- 映画の歴史を新たに刻むオスカー候補たち2026.03.12
- 『ズートピア2』、より良い世の中を作ろうという誓いについて2026.01.07
- リマスター版リバイバル上映、映画界の救世主として浮上する2025.12.10