
JISOOは今世界的に最も大きな影響力を持つアーティストの一人だ。彼女は世界で最も有名なガールズグループBLACKPINKのメンバーで、Instagramのフォロワーは7,135万人、ディオールとカルティエのアンバサダーでもある。今全世界ですべての行動が注目されるアーティストであり、セレブリティの一人だという意味だ。だがJISOOにはそのように注目される立場とは相反する、穏やかで親しみやすい世界も存在する。JISOOは自分が好きなキャラクターやゲームを、流行とは関係なくずっと変わらず好きで楽しむという意外な信念を見せ、Vlogの中の日常で見せる率直さと穏やかさにより、親しみの持てる人だと感じさせる。また自らを「ウサギだけど影は虎」と説明するようにJISOOを知っていくうちに、彼女の中には生真面目ながらも芯の強い内面が宿っている。そんなJISOOをもっとさまざまに理解するための5つのキーワード。
JISOOのVlog
JISOOは、BLACKPINKのメンバーのうち最後に個人YouTubeチャンネル『幸福JISOO 103%』を開設した。彼女のチャンネルは、最初の映像「LONDON vlog」アップ後15分で登録者数10万人、約10時間で100万人を突破し、最初の映像の再生回数は1,317万を超えた。現在登録者は403万人に達する(4月11日現在)。今までアップされた『幸福JISOO 103%』の映像には、BLACKPINKがツアーを行ったこの冬のヨーロッパを背景に、公演直後の休憩時間の日常が収められている。今日はロンドン、明日はバルセロナ、そしてケルンと続く、息の切れるような忙しいアーティストの生活が繰り広げられる。ツアーのために国を移動する時専用機に乗り、人の多い観光地でSPと同行しなければならない有名人の生活もある。ただJISOOはそんな日常を、意図された演出やきれいにまとめられた編集なしに、一人称の視点でありのままを収める。だからこそ、時に初歩のブイロガーらしい不慣れなアングルや手ぶれが見える、拙く、親しみやすい瞬間がある。美しいヨーロッパのクリスマス風景もあるが、JISOOが毎回韓国料理店や火鍋の店ばかり訪れるため、食事だけではどの国にいるのか絶対にわからない場面も共存する。ベルリンのマーケットでJENNIEとイチゴのフルーツ飴を探すために歩き回ったり、フォトスポットで写真を撮ろうと並び、チケットが売り切れで美術館に入館できないまま帰る、いかにも観光客らしい姿も発見できる。そこに毎回静かに丁寧に説明を続けていくJISOOの優しさと明るいエネルギーは、穏やかだが視聴者を吸い寄せる独特な魅力になっている。JISOOは「見る人の幸福指数が上昇したら」と思い、チャンネル名を「幸福JISOO(指数)103%」とつけたと言う。彼女の願い通り、Vlogを鑑賞していると、ある瞬間知らず知らず微笑みを浮かべている自分を発見するだろう。


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